そんなことどうでもいい【文豪ストレイドッグス】

3本目 ページ5

中也side

purururururu


また電話かよ…

電話が掛かる度に期待して外れて
正直もう心臓もたねェよ…！


…は？

「も、もしもし…」

『こんにちわ！連絡先教えて
下さってありがとうございました』

連絡きたぁぁぁぁぁあ!!!!!

えっ、神様ありがとな！
普段信じてなくてごめんな!!

「い、いや…
此方こそ押し付けてごめんな？」

駄目だ、声が震えてる…


っていうか声可愛すぎないか!?


『全然大丈夫ですよー！
処で…お名前、なんて言うのです？』


あ…言うの忘れてたな…。

本格的に俺不審者じゃねェか←


此処は偽名を言うべきか…
本名を言うべきか…


本当はダメだろうが、
本名で呼んで欲しい。

その声で、この名前を呼んで欲しい

「中原中也だ。手前は？」

『太宰 Aも申します』


…は？太宰？

否、太宰なんていっぱいいるだろ
あの太宰な訳が無い…よな？

「手前…兄弟とかいるのか？」

『血は繋がってないですけどね！私、太宰治さんという方に面倒見てもらってて。だから太宰と名乗っています。』

は…？彼奴が面倒見てる…だと？

っていうかこの街に他に太宰は居ねェのかよ!!


「太宰 治って真逆探偵社のか…？」


違うよな…？違うって言ってくれ

『そうです！ご存知なんですね？』

…終わった。


でも太宰は嫌だがあきらめられない。


「嗚呼…知人だ。」

「ただいまーAー！
おっと、電話中かい？」


お☆わ☆た

『あっ、治さんが帰ってきたみたいなので切りますね！』


ツーツーツー


「彼奴…許さん」

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