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episode8 ページ9

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爆睡した看護師を家まで送り届け
自宅に帰ると、二階のベランダに
ブロリーが居るのが見えた

私は空を飛んでベランダに行く

「やっほ、ただいま」

ブロリー「おかえり〜!早かったね」

「一緒に行ってた人が、すっかり寝ちゃって」

ベランダの柵に座り
ブロリーの顔を見た

お風呂上がりか、まだ若干濡れた髪と
首からかけられたタオル

風と共に、ボディソープとブロリーの
色気のある香りが鼻をかすめる
こんな風に感じた事が今まであったかな…

ハッ…!

そうだ、あの一件があってから
私はなぜかブロリーの体を直視できなくなってしまった。

何を意識してるのだ
高校生の初めてのお泊りの様な
これから何が起こるんだろう…みたいな

バカバカ!
やめとけ!ブロリーをそういう目で見るのは犯罪だ!

この罪人め!


ブロリー「どうした?」

「ひゃっ!!」

唐突にブロリーが私の腰に顔を擦り寄せてきて
バランスを崩した

ブロリー「おっと」

ふわっと私の体を抱えるブロリー
そんな優しい顔しないで
見つめないで。本当にどうにかなりそう

ブロリー「お家の中に入ろっか」

「う、うん」

ハイヒールをベランダに脱ぎ落とし
ブロリーの首に腕を回す

ダメだぁ…どのアングルから見ても色気しか伝わってこない

これが惚れ直すというものなのか?
意識しすぎか?

落ち着け落ち着け…!


いや、もうここまできたら
襲ってしまうしかないか

こんなにドキドキする日々を続けていたら
きっと心臓がもたない

変にブロリーに勘違いをさせて
関係に亀裂が入るのも嫌だ。

チクショウ…
このバカ天然!
食ってやろうか?!



ブロリー「なんか、今日のA…いつもより可愛い。照れてるのか?」


「な、なんか…触られるだけで…ドキドキして」

なにを言ってるんだ!
ダメだ、彼の目を見ると嘘がつけない


ブロリー「どしちゃったんだ?俺がお風呂入れてあげようか?」

私はたまらず顔を手で覆った
もうだめだ、沸点越えてしまった

ブロリー「お風呂行こっか」

きっとここで、一人で入ると
虚しくなってしまうだろう

人は誰かの心に溺れた時
くだらない言い訳をつけて
自分に甘えたがる。

そうだ、私は酒を飲んだ後だ
頭がホワホワしてて一人でお風呂に入るのは危険だ

だから、今だけでも

たくさん甘えさせてくれ。

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あいあい(プロフ) - natsukiさん» はい!! (2019年7月28日 0時) (レス) id: c40f153f59 (このIDを非表示/違反報告)
natsuki(プロフ) - あいあいさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月27日 12時) (レス) id: c1a5fb60e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいあい(プロフ) - 更新楽しみにしてますね! (2019年7月25日 23時) (レス) id: c40f153f59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:natsuki | 作成日時:2019年7月9日 15時

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