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「俺は、術式や姿、形、呪いを複製できる呪霊だ。
以前、五条悟に化けたのも俺だ。
500年前、貴様は生まれながらにして、
呪術師として最強の術式を持っていた。
貴様の術式を複製できれば、
すべてを手に入れるのと同然だ。
しかし見なければ、複製しようもないのでな、
とりあえず貴様を殺そうと思った。
ただ殺すのは面白くないだろう？
だから、
生け贄という理不尽と、最愛の人を亡くすという、
怒りや憎しみ、悲しみを全て与えることにした。
この村の奴らは単純だったからな、
生贄が必要だと言えば、すぐに動いた。
おかげで良いものが見れた。
実に面白かったなぁ、あれは。
それで実際にお前の術式も見れたわけだが、
500年間、貴様の複製を真似しようと頑張っても、
どうも上手くいかない。
魂や肉体の複製は俺の領域展開内が限界、
さらに強いの制約がなければ成り立たたず、
あまりにも高度だった。
だから、あの男は実験台だ。
一度山縣村の場所までわざわざ戻って、
骨を掘り起こして、貴様の真似事をしてみた。
そして、“俺の命令を無視すれば殺 す”と、制約を与えた。
上手くいけば、お前ごと取り込んで、
完全な不死を手に入れるつもりだったんだがな。
やはり、そう上手くはいかないもんだ。
案の定、奴は俺の命令を無視して、
今、そこで死んでる。」
自分に酔った呪霊は、意気揚々と話した。
Aをもてあそび、あざ笑い、
そこで生まれる感情が一番の目的だった。
「どうだ？
500年前から、貴様は俺に振り回されていた。
今、貴様はどんな呪いを持っている？
さぁ俺に見せてくれ。」
呪霊は、地獄でも味わえない、
黒く渦巻いた心の奥底にある、
最高の呪いを待ちわびていた。
『…』
Aは、男の亡骸をゆっくりと木に凭れさせた。
そして、男に化けた呪霊を見る。
「いいぞ、……いいぞ！
その目だｧ！！
奥底からマグマのようにふきでる、
おぞましい呪いだ…！」
甲高く笑う呪霊。
「アァ…最高の気分だ…
俺はこのときを待ちわびていた！」
Aは、ゆっくり息を吐き、呪霊に言う。
『領域展開を解除した時点で、
お前は私の呪いを見ることはできない。
残念ね、500年も待ったのに。』
その瞬間、無の空間が広がる。
「ﾅｯ?!」
それは、すべての終わりを指す。
「領域展開・無量空処」
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弓月有無％(プロフ) - 初コメ失礼致します！オリジナルが多くある筈ですのに、凄く面白かったです。感涙しましたし本当に考えられていてすごかったです！！続編も続けて楽しませて頂きます！！ (3月6日 18時) (
レス) @page50 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - 柚さん» はじめまして。お褒めの言葉をいただけて、とても嬉しいです。かなり不定期な更新となっていますが、これからも読んでいただけると幸いでございます。これからもよろしくおねがいします🙇♀️ (2022年4月14日 23時) (レス) id: 201e0a3aec (このIDを非表示/違反報告)
柚 - はじめまして！とても作品が面白かったので、今までで1番読み入ってしまいました！出来れば小説としてお金を払って読みたいぐらいです笑お話の細かい所まで考えられていて本当に凄いと思います..！作品を作るのは大変だと思いますがこれからも楽しみにして応援してます (2022年4月13日 23時) (レス) @page47 id: 05cc864757 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - ゆゆさん» ご指摘していただいた上に、このお話へのお褒めの言葉とお気遣い、本当にありがとうございます🙇♀️！歌姫先生の年齢は完全に私のミスですので、修正いたします。大変失礼いたしました。 (2022年4月4日 0時) (レス) id: da97561712 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - ↓作者様にお願いがあるのですが，下のコメントを見た後は「ゆゆ」と言う名前でコメントされている二つのコメントを消して欲しいです。このような神作にこんなコメントを残したくありませんので，よろしくお願いします！ (2022年4月3日 22時) (レス) id: 05967b49de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年2月14日 21時
