種を撒いたのは私です ページ15
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Aは領域展開の展開速度を強制的に向上させ、そして強制的に終了させた。
呪力消費は通常の領域展開の倍以上だった。
そして、領域展開後に約100体の呪霊の除霊。
身体への負荷が一気にAを襲った。
歩みが止まる。
『…きっつ………ふぅ……しんど』
想像以上の体の重みに、耐えれなくなったときだった。
『…』
青痣「……無効化されたんじゃ…ねぇのかよ」
呪霊の体液に埋もれている、
グチャグチャに潰れた青痣の口が動いた。
『……なんだ…まだ、いたのか………』
ビト…ビト…と、その口に近づいたA。
青痣「なぜ領域展開をしt________グチャァッ
その青痣の口をAは踏み潰した。
青色の体液が飛び散る。
『…』
肩で呼吸するほどAにはもう余裕がなかった。
そうしているとすぐに、
乙骨「Aさ……」
五条「すごいな、やっぱり」
いつのまにか五条も来ていて、Aはホッとしていた。
しかし、4人は驚きが隠せないようだった。
五条「…A、呪力ダダ漏れだよ。
怖いから、抑えてくれない?」
『…あぁ、すまない…』
必死過ぎて、自分の呪力を抑えるのを忘れていたAは、慌てて呪力を抑えた。
五条「…これ、全部一人で?」
『まぁ…』
五条「さっすが〜
(呪力消費やばいね、超きつそう。)」
五条は拍手しながらAに近づいた。
五条「あ、一般人で怪我人がいるかもしれないから、
四人で中見てきてくれない?」
そういうと、四人は都庁内へ入っていった。
五条は今にも倒れそうなAにもっと近づいた。
すると、Aが名前を呼ぶ。
『五条』
五条「…なに?」
『…………すまない。』
五条「…」
『他に、どこで帳が下りた?』
Aは謝った。
その謝罪の意味を五条はすぐに理解した。
五条「まぁ全国各地、津々浦々…ってかんじだけど、
そんな身体で行くわけ?かなり呪力使ったでしょ?」
『…これは私が撒いた種だ。責任がある。』
そういうと、五条は笑った。
五条「その種を拾ったのは俺なんだけど」
『…』
五条「で、育てたのは皆」
『…』
五条「連帯責任だと思うけどね」
そういうと、グシャグシャと
五条はAの頭を撫でた。
『ほんとアンタ…ムカつくわ』
五条「あっははっ、よく言われる。」
と、二人が話している様子を、
遠くから乙骨が見ていた。
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弓月有無%(プロフ) - 初コメ失礼致します!オリジナルが多くある筈ですのに、凄く面白かったです。感涙しましたし本当に考えられていてすごかったです!!続編も続けて楽しませて頂きます!! (3月6日 18時) (レス) @page50 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - 柚さん» はじめまして。お褒めの言葉をいただけて、とても嬉しいです。かなり不定期な更新となっていますが、これからも読んでいただけると幸いでございます。これからもよろしくおねがいします🙇♀️ (2022年4月14日 23時) (レス) id: 201e0a3aec (このIDを非表示/違反報告)
柚 - はじめまして!とても作品が面白かったので、今までで1番読み入ってしまいました!出来れば小説としてお金を払って読みたいぐらいです笑お話の細かい所まで考えられていて本当に凄いと思います..!作品を作るのは大変だと思いますがこれからも楽しみにして応援してます (2022年4月13日 23時) (レス) @page47 id: 05cc864757 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - ゆゆさん» ご指摘していただいた上に、このお話へのお褒めの言葉とお気遣い、本当にありがとうございます🙇♀️!歌姫先生の年齢は完全に私のミスですので、修正いたします。大変失礼いたしました。 (2022年4月4日 0時) (レス) id: da97561712 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - ↓作者様にお願いがあるのですが,下のコメントを見た後は「ゆゆ」と言う名前でコメントされている二つのコメントを消して欲しいです。このような神作にこんなコメントを残したくありませんので,よろしくお願いします! (2022年4月3日 22時) (レス) id: 05967b49de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:。 | 作成日時:2022年2月14日 21時