呪力解除の領域展開 ページ14
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青痣「(……さぁ、どうでる?Aの術式は無効化されている。そして我々に体術で向かってこようと、大勢の人間は呪霊に食われて死ぬ。)」
赤痣「今ね、日本全国に帳を下ろしてるんだぁ。
目的はね、いろいろあるんだけどぉ、
ここが終わったら他のところに行ってぇ、
たくさーん人間殺すんだ!
だから〜今はただの前菜ぃ〜〜」
酔ったように笑う赤痣。
決断を迫られたA。
このまま見殺しにすれば、きっと五条に殺される。
かといって、こいつらについていっても、
この人間たちが全員救える保証もない。
だからすでに答えは決まっていた。
『…私さ、ここ最近いつも呪力抑えてるんだよね。
それはまぁ大人の事情ってやつなんだけど。
……だから、今日はアンタたちの帳を信頼するよ。』
青痣「(…なにを言ってるんだ。)」
赤痣「なにを言ってるのか全然意味がわかりませーん。
時間切れでーす。
とりあえず一人殺しまーす」
「や、やめてくれぇええええぇ!!!」
男の叫びがこだまする。
その瞬間、Aの口が動いた。
『________________領域展開、』
赤痣「?!?!」
青痣は領域が広がる0.1秒の間に思考が働いた。
青痣「?!?!!?!
(そんな馬鹿な!!
術式は無効化されたはず!
それに領域内に人間を巻き込めば確実に全員死ぬ!
なにを考えてるんだ!!!こいつは?!)」
そして、1秒後領域は閉じた。
領域内にいたものはすべて、
その1秒のうちに石となり解除された。
そして、1秒のうちに、
赤痣「!!!」
青痣「!!」
赤痣と青痣どちらも鏖殺。
そして領域解除後、
0.5秒で呪霊約100体を再度石化。
その後10秒後、全呪霊の石を砕き終わった。
『っ……、』
グラリグラリと脳みそが揺れる。
『…しまった。』
その瞬間に術式が解け、
石が呪霊に変わり、
大量の体液が地面に流れ出た。
『まぁ、…いいか………』
呪霊の屍を見た人々は、
「ギャァァァ」と再度パニック状態に陥って、
帳をどんどんと叩いた。
しかし、帳は消えた。
雪崩のように人々は外へと駆け出していく。
ホッとしたAは、
自分もここから離れようと重い足を動かした。
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弓月有無%(プロフ) - 初コメ失礼致します!オリジナルが多くある筈ですのに、凄く面白かったです。感涙しましたし本当に考えられていてすごかったです!!続編も続けて楽しませて頂きます!! (3月6日 18時) (レス) @page50 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - 柚さん» はじめまして。お褒めの言葉をいただけて、とても嬉しいです。かなり不定期な更新となっていますが、これからも読んでいただけると幸いでございます。これからもよろしくおねがいします🙇♀️ (2022年4月14日 23時) (レス) id: 201e0a3aec (このIDを非表示/違反報告)
柚 - はじめまして!とても作品が面白かったので、今までで1番読み入ってしまいました!出来れば小説としてお金を払って読みたいぐらいです笑お話の細かい所まで考えられていて本当に凄いと思います..!作品を作るのは大変だと思いますがこれからも楽しみにして応援してます (2022年4月13日 23時) (レス) @page47 id: 05cc864757 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - ゆゆさん» ご指摘していただいた上に、このお話へのお褒めの言葉とお気遣い、本当にありがとうございます🙇♀️!歌姫先生の年齢は完全に私のミスですので、修正いたします。大変失礼いたしました。 (2022年4月4日 0時) (レス) id: da97561712 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - ↓作者様にお願いがあるのですが,下のコメントを見た後は「ゆゆ」と言う名前でコメントされている二つのコメントを消して欲しいです。このような神作にこんなコメントを残したくありませんので,よろしくお願いします! (2022年4月3日 22時) (レス) id: 05967b49de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:。 | 作成日時:2022年2月14日 21時