どうも特級呪霊です。2

二人はバグった ページ2

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あの変な痣呪霊と五条に化けた呪詛師の1件を
忘れてしまいそうなほど平和な毎日を過ごしていた。



パンダ「A、」

『ん？』

パンダ「お前って、結構モテただろ？」

『え、何？急に』

パンダ「だって見れば見るほど、可愛いから。」

『…』

パンダ「な、棘」

棘「しゃけ」



可愛い、なんて言われたことなかった。
人間にも。
もちろん、パンダにも。


パンダ「ぶっきらぼうかと思えば、可愛く笑うし、
意外と茶目っ気あるのに、でも冷たいし、
なんかその塩梅がまじで沼る。」

棘「ツナマヨ」

『…』


おい、パンダが沼るな。

しかも、私は呪霊というか怨霊だぞ？
あとで知って後悔しないか？



真希「おい、お前ら、何気持ちわりぃこと言ってんだ？
これは、完全なセクハラだ。」

パンダ「えぇ、可愛いって言ったらセクハラなの？！」

棘「おかか！おかか！」

と、騒ぎ散らす。



パンダ「えぇ、憂太。なんとか言ってくれよ。」

乙骨「え、あ、うん。そうだな、、、、」

パンダが乙骨に無茶振りした。



乙骨「確かに…パンダくんの言ってることはわかるけど、

Aさんが可愛いのは、

僕だけがわかってたら良い話だから、

やっぱり…パンダくんの可愛い発言はセクハラかも。」




最近、乙骨の様子がおかしい。



真希「お前が一番きめぇよ。」

乙骨「えぇ！」

パンダ「これは里香に殺されても仕方ない案件だな」

棘「しゃけ…」

乙骨「なんで？！」



あの一件のせいで、

かなり乙骨は私に話しかけてくるようになった。

しかもめちゃくちゃ過保護だし、

距離も……


『(……なんか、近い。)』











.







五条「クンクン」

『？』

五条「すごく憂太の匂いがする。」



あの一件から五条も変わった。



五条「うーん、また憂太が引っ付いたの？」

『いや。』

五条「えーじゃあなんで、こんなに憂太の匂いがすんの？」



距離感がこちらもバグった。

私に暴言を吐く日もあれば、
こんなふうに後ろから
抱き着いてくるときもある。



『おい、離せ。呪術師』

五条「やだ。」

図体もでかく、力の強い五条に勝てるわけがない。



五条「離して下さいませ、五条様だろ？」

『はなしてくださいませ、ごじょうさま』

五条「お前はプライドもクソもねぇのかよ」



「あーウケる」と笑う五条悟。

でもギュゥウゥゥとめちゃめちゃ強いから、

もしかしたらワンチャンいつか絞め殺されるかもしれない。

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