刺客様は突然に ページ35
．
乙骨「…何があったかわからないけど」
『…』
乙骨「……僕はAさんが選ぶ道を支えるよ。」
あぁ、どうしてこの男もそんな言葉を言うんだろう。
『もし私が皆を殺したとしても、そんな言葉を言えるの？』
今の私はとても機嫌が悪い。
七海の優しさに反発したように、
乙骨の優しさにも反発した。
乙骨「そしたら僕は君を殺して、僕も死ぬ。」
でもその反発を乙骨は受け止めた。
『…でも、私は生き返るよ？』
乙骨「…それなら僕も、
生き返るように自分に強い呪いをかける。」
『…』
乙骨「本気だよ」
いつも弱々しい態度を見せていた乙骨とは違う。
しっかりと目を合わせて、そう言ってくる。
やっぱり、私は人間が嫌いだ。
人間は自分以外のなにかのために、
簡単に自らを犠牲にする。
そうやって死んできた人間を何人も見てきた。
そのたびに私は心臓を抉られたような気持ちになる。
辛い。
そう思った瞬間、
乙骨「！」
『！！』
その静寂を打ち切るかのように、
ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘｰｰｰｰｰｰｰｰﾝッ、
窓ガラスが全部割れ、
ｷｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝッと高い音が脳みそを刺した。
「あ、居た居た」
すると、男の高い声が聞こえてきた。
「見つけたよ〜、特級過呪怨霊のAさん。
……と、なんだオリモトリカもいるのか。」
空を飛んでいる男が目の前に現れた。
顔に複数の赤い痣を持ち、
背中に羽が生えていた。
私と乙骨は奴と距離を取った
『乙骨、あいつ知ってる？』
乙骨「ごめん、全然知らない。」
呪力量からして、かなり強い。
というか、誰にもバレずに高専内に入ってくるなんて…
あれは呪霊…か……？
赤痣「探したよぉ、本当に。
まさか校内にいるとは思わなかったからね、
君は、どうして呪術師とつるんでるの？」
『…』
赤痣「もしかして、脅されてる？
それとも僕等の味方になってくれるために
自主的にスパイ活動？」
……脅さ…れてるか、
赤痣「今、立場をはっきりしてくれたら、
まぁ君を傷つけたりはしない。君はどっちの立場？」
『どっちの立場でもない』
赤痣「そっか！
じゃあ、君を無理矢理連れて行くことにするし、
あとさっき、門の前で会った眼鏡の女の子と乙骨憂太、
どっちも殺すことにするよ！」
『…』
その瞬間、私に迷いはなかった。
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ツバメ - マキと彼女の手合わせ時乙骨達以外にもし甚爾が高専の講師やってこれを観てたら乙骨は兎も角マキの様に手加減されてるのに気づくだろうし訳ありの呪霊程度にも気付くかもしれないですね！ 甚爾出演無理ですかね？ (2022年2月17日 18時) (
レス) @page30 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - みくさん» ありがとうございます。ご期待に答えれるよう努めていきますので、これからもよろしくおねがいします (2022年2月12日 0時) (レス) @page33 id: 62510eceb8 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 意味で占ツクで見てきた中でいっちゃんドストライクです。更新待ってます❤️ (2022年2月11日 21時) (レス) @page31 id: e565c66f21 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - Umiさん» 最高のお言葉をありがとうございます (2022年2月11日 8時) (レス) id: 62510eceb8 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます！夢主かっこいいですよね。これからもっとかっこよくなるのでお楽しみに (2022年2月11日 8時) (レス) @page30 id: 62510eceb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：0000 | 作成日時：2022年1月31日 21時
