平和ボケ ページ12
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日が完全に落ち、辺りは真っ暗になった。
植替えを終えた私達は、
「じゃあまた明日」と挨拶して
それそれ寮に戻った。
次の日、真希とパンダに腕のことすごく心配されたし、
乙骨と私が普通に話してたから、余計に心配された。
そんなことよりも棘がもっと話しかけてくるようになった。
棘「しゃけぇ〜」
と、驚かしてきたり、
棘「高菜?」
何かとお菓子を渡してきたり、
棘「すじこ!」
何かを伝えに来たり、
未だに何を言ってるのかわからないけど、
「しゃけ」は肯定で、
「おかか」は否定だということはわかった。
パンダ「棘、完全にAに懐いたなぁ」
真希「変わり者同士通じるもんがあるんだろ」
『…』
通じてないよ。
だって、棘の言ってることはほとんどわからない。
昨日よりはわかるようになったけども。
ただ棘が楽しそうというか、
ただ嬉しそうにしてるから、
それに対して頷いてるだけ。
そんな感じで、
その日ものんびり過ごした。
次の日は皆が修行していたけど、
『まだ腕が、…』という言い訳を使って、
またのんびり過ごした。
ただその日の夜は、
ひどく明るい満月だった。
「また、明日」と皆に別れを告げて、
私は真希と女子寮に向かっていた。
だけど、
乙骨「Aさん」
また明日、と別れたはずなのに、
乙骨は私を追いかけてきた。
『なに?』
乙骨「……やっぱり話したいことがある」
真希「?」
乙骨「ごめん、ちょっとAさんと話してもいいかな?」
真希「ん?あぁ……わかった。」
真希はあっさりと理由も聞かずに、
女子寮へ行ってしまった。
真希の姿が見えなくなってすぐに、
乙骨「やっぱり、君は呪霊だよね。」
乙骨はまた、そう言った。
『…』
もう否定はしない。
反論したところで事実だし。
乙骨「初めは、
これは五条先生が仕掛けた何かの試験で、
ただ呪霊を送り込んだと思った。
だから、君を祓おうと思ったんだ。」
やっぱりだ。
里香ちゃんを制御できなかったわけじゃなくて、
祓うつもりで里香ちゃんを出したんだ。
乙骨「でも、普通の呪霊じゃない。」
『…』
乙骨「人間みたいだ」
『…』
その言葉は私の心臓を簡単にグサリと刺した。
乙骨「……ねぇ、Aさんは一体___________」
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ツバメ - マキと彼女の手合わせ時乙骨達以外にもし甚爾が高専の講師やってこれを観てたら乙骨は兎も角マキの様に手加減されてるのに気づくだろうし訳ありの呪霊程度にも気付くかもしれないですね! 甚爾出演無理ですかね? (2022年2月17日 18時) (レス) @page30 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - みくさん» ありがとうございます。ご期待に答えれるよう努めていきますので、これからもよろしくおねがいします (2022年2月12日 0時) (レス) @page33 id: 62510eceb8 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 意味で占ツクで見てきた中でいっちゃんドストライクです。更新待ってます❤️ (2022年2月11日 21時) (レス) @page31 id: e565c66f21 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - Umiさん» 最高のお言葉をありがとうございます (2022年2月11日 8時) (レス) id: 62510eceb8 (このIDを非表示/違反報告)
0000(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます!夢主かっこいいですよね。これからもっとかっこよくなるのでお楽しみに (2022年2月11日 8時) (レス) @page30 id: 62510eceb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:0000 | 作成日時:2022年1月31日 21時