そばに居るから。 2 (ページ2)

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side亜嵐

メ「みんなになんて話す？」

亜「そのまま言うしか…」

さっきの会話を思い出しながら廊下を歩いていた。

スタッフ「あれ、おふたりともどうされたんですか？」

涼太のスマホに送られてきていたLINEを見て、"いつもの場所" を特定することは出来ず、部屋をひとつずつ覗いていった。

そしてある部屋に入った時、そんな声とともに、俺らも何度か会ったことのあるスタッフさんに出会った。

亜「あ、そういえば、」

そしてその時、LINEの名前とそのスタッフさんの名前が一致している事にやっと気が付いた。

その部屋は特に何か変わっている様子はなく、ただ机などが退けられて少し広いスペースが出来ているくらいだった。

メ「亜嵐くん、あれ」

俺が外へ出ようとしたとき、メンディーくんが俺の服の裾を引っ張って小さく呟いた。

その視線を追って少し周りを見渡す。

亜「なに？何もない…っ！」

椅子に無造作に置かれた鞄に目がとまる。

そこから見えていたのは紐や目隠し、そしていわゆる大人のおもちゃ。

メ「間違いなさそうだね」

亜「で、でも、どうす…」

メ「任せて」

俺の言葉を遮って1歩前に出たメンディーくん。

メ「あの、うちの涼太知りません？」

俺は、黙ってその答えを待つ。

スタッフ「僕も探してたんですよ！実は少し打ち合わせが残ってまして…」

メ「そうなんですね！じゃあすみません、今LINE送ってもらってもいいですか？」

スタッフ「全然いいですよ！」

そう言ってスマホを触るスタッフさん。

メ「ちょっと見せてもらってもいいですか？」

そう言いながらすぐにスタッフさんの横に移動したメンディーくん。

スタッフ「…っ！な、なんですか！」

その瞬間、大きく体を反らせてスマホを隠したスタッフさんの怪しげな行動。

メ「何か問題でも、？」

亜「おいっ！今の動き、完全に黒だろっ！」

メ「亜嵐くん！」

スタッフ「お前ら、まさか、」

俺は我慢できず、叫んでしまった。

その途端に怒りを滲ませ、見たことの無い形相で俺らを睨んだスタッフさん。

こいつだ、涼太を苦しめているのは。

もう疑惑から確信に変わっていた。

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長らく放置してすみませんでした！

評価ですが…

あまり伸びないようでしたら、このお話は終わりにする方が良いかな、とも考えております…

読んでいただける方がいらっしゃれば頑張ろうかなとも思っておりますが…