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side涼太
涼「っん、」
少しの眩しさと、手の温もりを感じて目を覚ます。
涼「りゅ、とくん、」
目を開けてまず、龍友くんのドアップ。
龍「涼太っ！起きたか、」
亜「よかったぁ。ほんとびっくりしたんだから」
裕「大丈夫か？」
メ「すごく心配したんだからね」
涼「みんなっ、」
4人が視界に入ってきて、それぞれ優しく声を掛けてくれる。隼と玲於も、とても心配してくれていたらしい。
龍「しんどくないか？体調悪いとかあったら言えよ」
そう言って心配そうに僕の顔を覗き込む龍友くん。
涼「ごめっ、大丈夫、笑」
起きたばかりでまだ上手く声が出ない。それでもなるべく笑顔で答えた。
亜「それにしても…隼と玲於、遅いね」
え？そんなに前に出かけたの？
帰ってこないって心配になるほど？
なんで？ふたりに何かあったの？
…………俺の、せい、？
(お前がひとりで耐えれば……誰にも言うんじゃねぇぞ……お前なんて生きてる価値ねぇんだから……)
そんな言葉が頭をよぎる。
いつ聞いた言葉なんだろう。大事なことのはずなのに。どうして思い出せないんだろう。
涼「っ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
龍「涼太！？どうした！」
裕「過呼吸か、」
メ「涼太、ゆっくり息吐いてごらん」
なんで、なんで。
上手く酸素を取り込めなくて頭がボーッとしてくる。よくわかんない。
涼「っ、おれっ、のっ、せいっ、」
亜「えっ？」
涼「っめん、なっ、さいっ、」
メ「ゆっくりね。まず落ち着こうね」
みんなが優しく声を掛けたり撫でたりしてくれている。だけど、もう何も考えられない。
俺のせいなんだ。
俺の存在がダメなんだ。
俺がいるせいで誰かを苦しめている。
(お前が耐えれば済む話なんだ……メンバーに手を出されたくなければ……誰かに話したらお前の大切なものを壊すからな……)
あぁ、そうだ。さっき言われた言葉だ。
俺の大切なもの。それはメンバーなんだ。
今度こそはみんなを守れると思ったのに。
また俺は………
何度も同じ失敗を繰り返すんだ。
涼「はぁっ、はぁっ、っん、、、」
落ち着かない呼吸のまま、また深い眠りへと堕ちていくんだ。
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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます！ (2020年4月1日 21時) (
レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀｀) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです！そう言って頂けるととても嬉しいです！できるだけたくさん更新できるよう頑張ります！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが１つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます！今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります！ (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：npagxp | 作成日時：2020年1月19日 10時
