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#17 ページ17

side亜嵐


亜「おはよー」

龍「おはよ」


リビングに入ると、龍友くんが朝ごはんを準備してくれていた。
ラグでは、涼太がぐっすり眠っていた。


亜「涼太…まだ寝てるんだね」

龍「昨日…というか、明け方くらいかな。起きてしもたんよ」


そう言って涼太の傍へ行く龍友くん。

亜「そっ、か」

龍「すぐには気付いてやれんくてさ。怖い思いさせてしもてん…」



龍友くんの声が震えている。


亜「寝ちゃってごめんね」

龍「全然ええよ。涼太も落ち着いとったし、最後はメンさんが助けてくれたから」


じゃあ僕はご飯作るわーと言いながらキッチンへ向かう背中を見送り、涼太の方へ向き直る。



涼太が蹴飛ばしてしまっている毛布をかけ直す。その時に触れた涼太は、どこか熱いような気がして。


ゴミ箱を見ると、冷えピタが捨てられていた。
ってことは、昨日からあったのかな。



リハ、どうするかな。
なくしてもいいんだけど、昨日のこともあるからね…

昨日のこと、涼太は責任を感じてしまってるだろうから、今日もなしにしてしまうとね。

また感じなくていい罪悪感を感じてしまうんだ。




亜「リハ、どうしよっか」

龍「昨日の今日やからな。けど無理はさせられんしなぁ」

裕「リハは俺らだけやし、涼太が行きたいならとりあえずスタジオに連れて行ったろうや」



いつの間にか起きてきていた裕太くん。



亜「そうだね。そうしよっか」



隼「おはよーっ!」

亜「うるさいっ!」



涼「んっ、おはよ、」

裕「ふたりともうるさいねん。涼太くんおはよ」


隼の声に、思わず大きい声をだしてしまった。
その声に反応して、涼太が起きてしまった。


亜「涼太ごめんなぁ。おはよう」

隼「涼太くん!」


なんてうるさい朝。

まだ頭が起きていない涼太は、ぼーっとしていた。


龍「ほれ、ご飯食べろー」


食卓にご飯を並べながら龍友くんがこちらを見ていた。


亜「よし、食べよっか」


さりげなく涼太の身体を支えて起こす。



亜「涼太、今日リハなんだけど…」

涼「ん?行くよ?」

隼「涼太くん、熱はもう大丈夫なの?」

涼「ないもん、熱」


なんて口を尖らせている。

龍「じゃあさっさと食べて準備しよか」

涼「りゅーとくん、メンさん早く来るねぇ」

龍「そやな、ちゃんと行ってらっしゃいしたもんな」

なんてにこにこ話す涼太。


亜「なになに?その約束」


涼太の話に耳を傾けると、終始にこにこの涼太。



この調子で今日も頑張れるといいな。

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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀`) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです!そう言って頂けるととても嬉しいです!できるだけたくさん更新できるよう頑張ります! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが1つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます!今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります! (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:npagxp | 作成日時:2020年1月19日 10時

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