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side龍友
明日は涼太にとって、久しぶりの仕事。だから早めに寝る方向でみんながお風呂に入った。
亜「みんな、そろそろ寝るよー」
GENE「おやすみー」
ゾロゾロと各自の部屋へと入っていく。
龍「涼太、おやすみ」
涼「うん、おやすみなさい」
隣の涼太が部屋に入るのを見届けてから僕も部屋へ入った。
龍「そろそろ寝るか」
仕事のアンケートとかを書いていると、気付けば深夜の2時すぎ。
さすがに寝坊は出来ないのでそろそろ寝ようとベッドに入って目を閉じたとき。
ガチャ…
ゆっくりとドアが開く音。こんな時間まで起きているのは誰なんだろうと思っていると。
ガチャ…
今度は僕の部屋のドアがゆっくり開かれた。
龍「ん？あれ、涼太。どしたん」
ゆっくりと顔を出したのは涼太だった。
涼「起きてるかなって、思って…」
そう不安そうに揺れた涼太の瞳には、いつもより少し多めの水分が含まれている気がした。
龍「起きとるよ。どしたん？」
涼「やっぱ何でもない。ごめん、おやすみ」
そう言って振り向いてドアに手を伸ばす涼太の背中は、どこか寂しげで不安そうで。
龍「こっちおいでや。僕も寝れへんねん。一緒に話でもしようや」
そう声をかけると、振り返って僕を見つめる涼太。
ベッドから起き上がって座り、隣をトントンとするとゆっくり座る涼太。
涼「…寝れなかった、から」
少しの沈黙。それを破ったのは以外にも涼太の方で、俯きながらそう呟いた。
龍「そっか。けど、来てくれてありがとう」
僕がそう言うと、なんで？とでも言いたそうに僕を見つめる涼太。
久しぶりの仕事。久しぶりのスタッフ。
そんなことを考えると、繊細な涼太は寝れないのではないか。
そう思っていても、もし涼太が何も思っていなかったら変に気にさせる訳にはいかない。
だけどやっぱり、部屋にひとりにさせるとちゃんと眠れているのかもわからない。
そんななかで涼太は僕の部屋に自分から来てくれた。その上、自分から寝れなかったと話してくれた。
寝れなかったということは少し心が痛む。だけど自分から来てくれた事が嬉しかった。少しは頼りにしてくれているのかなって。
だけどこの思いを涼太に教える必要はないと思ったから。
だから僕は笑って誤魔化す。
龍「なぁ涼太…あれ、」
いつの間にか眠っていた涼太を優しくベッドに寝かせる。だけど僕を掴んで離さない。
せっかく眠れた涼太を起こすのも可哀想で、ぴったりとひっついて僕も眠りについた。
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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます！ (2020年4月1日 21時) (
レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀｀) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです！そう言って頂けるととても嬉しいです！できるだけたくさん更新できるよう頑張ります！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが１つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます！今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります！ (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：npagxp | 作成日時：2020年1月19日 10時
