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side龍友
龍「涼太っ！目、開けろやっ！」
救急車が到着する直前にゆっくりと目を閉じて閉まった涼太に向かって声をかけ続ける。
救急隊「20代男性、低体温が疑われます。全身の震え、意識も朦朧としています」
救急車に乗り込む。
涼太は全身をガクガクと激しく震わせていた。
救急隊の人が病院と連絡を取っている声を聞きながら、震え続ける涼太から目が離せなかった。今の状態の涼太は正直、目を逸らしたくなるような状態。だけど目を逸らしたら、今度こそ二度と戻ってこないような気がしてならなかった。
龍「りょーた」
僕の小さな呼び掛けは涼太に届くことはなく。
そのまま手術室へ運ばれる涼太を見送った。
メ「龍友、行こっか」
どれくらい時間が経ったのだろう。
僕自身、頭が回らない状況でなんとかメンバーに連絡をした。
すぐにみんなで駆けつけてくれて、涼太も無事、もとの病室へ戻った事を先生から告げられた。
ガラガラガラ…
メ「りょーた…」
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、
静かな病室に、無機質な機械音が鳴り響いている。
だけどその音は、涼太が生きていることを示す音。
シューッ
規則正しくなる空気の音。
その音は、涼太が呼吸するためにはなくてはならない音。
龍「りょーた、」
まだ眠っている涼太が返事をする事はないとわかっていても、涼太に触れずにはいられなかった。
みんなが涼太の身体に触れる。
さっきよりも随分、暖かくなった涼太の体温。
それが涼太の生きていている証。
その温もりにすがるようにして眠りについた。
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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます！ (2020年4月1日 21時) (
レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀｀) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです！そう言って頂けるととても嬉しいです！できるだけたくさん更新できるよう頑張ります！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが１つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます！今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります！ (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：npagxp | 作成日時：2020年1月19日 10時
