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side龍友
GENE「ただいまー」
家に着いた頃には、涼太は夢の中。
おんぶをして涼太の部屋に入る。
龍「よいしょっ」
ベッドに涼太を寝かせて、ふわふわした髪の毛を撫でる。それからご飯の準備のために下へ行こうと立ち上がった。
涼「やっ、」
龍「涼太？」
涼太の小さな声が聞こえて振り返ると、涼太の潤んだ瞳が僕を捉えた。
龍「ごめん、起こしちゃった？」
涼「やっ、りゅとくん。ひとりっ、やっ」
龍「ごめんごめん。ここおるで。どこも行かん」
ふらふらと彷徨う涼太の手を握ってやる。
空いている手で頭を撫でてやると、嬉しそうに笑う涼太。
コンコン
ガチャ
亜「龍友くん？なんかあった？あ、涼太起きたんだ」
龍「あ、ごめん。もうちょっとここおってやりたいねんけど…」
いつまでも降りてこない僕を気にして顔を出した亜嵐くん。
亜「いいよいいよ。涼太、しんどくない？」
涼「ん！亜嵐くんきてー」
亜「どしたー？」
いつもよりも、少し幼い感じの口調になってきた涼太。不安なんだろうな。
不安定な時は、幼い言動をとることで自分を守っているらしい。これはお医者さんに聞いた事。
もちろん最初の頃は驚いた。
だけど今では、すんなりと対応出来るようになっていた。
亜「ほんとにどしたの、笑」
涼「んー？」
亜嵐くんの手を握るなり、ぎゅっと握りしめてにこにこしている涼太。
龍「嬉しいね。亜嵐くん、呼ばなくても来てくれちゃったね笑」
涼「うん！あ、りゅーとくん、ご飯しなきゃダメだよね、？」
龍「まだ大丈夫だよ？」
涼「行ってもいいよ？みんな待ってる、」
急に我に返ったかのようにそう言い始めた涼太。
亜「じゃあさ、俺とお喋りしてる？俺が下に行っても出来ることないし笑」
まだもう少し時間は大丈夫なんだけど、気になってきてしまったみたいで。自分はみんなに迷惑かけちゃってるから、っていつからか必死に自分の気持ちを押し殺してしまうようになった涼太。
そこに気付いて、僕じゃなくて亜嵐くんがここに残ることを提案してくれた。
涼「亜嵐くん、料理できないもんね」
亜「バカにするなよ？」
涼「してない、俺もできないもん。一緒だねぇー」
亜「一緒だね。じゃあ龍友くんにおいしいご飯、作ってもらおっか」
涼「うん！」
亜嵐くんが上手く話をしてくれている。このコミュニケーション能力、本当にすごいと思う。
龍「じゃあご飯準備してくるわ」
そう言って部屋を後にした。
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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます！ (2020年4月1日 21時) (
レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀｀) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです！そう言って頂けるととても嬉しいです！できるだけたくさん更新できるよう頑張ります！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが１つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます！今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります！ (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：npagxp | 作成日時：2020年1月19日 10時
