不治の病 ページ50
まるで我慢ならなくなったように、少し強く私の名前を口にしては、またいつしかのように肩を掴み、揺らした。
留｢もういいんだ…頼む。隠さないでくれ。力になりたいんだ。何もしない前に諦めたくない。何故話してくれない…？｣
文｢そんなに俺たちは頼りねぇか？普段なら走ってきてまで相談に来るじゃねぇか…！｣
小｢A、話してくれ。絶対一人で苦しませない｣
『ちょ、ちょっとまって…！』
そんなに怖い目に囲まれては、何も無くても何か話してしまいそうだ。
『ほんとに、何の話してるの？？全く分からないんだけど…』
仙｢病なんだろう。それも、不治の｣
『は………？』
その言葉に瞬きを一瞬忘れ、続けて二回瞼を閉じた。
『や、病…？？何言って…』
文｢だからっ…｣
伊｢ねぇAお願い。心配させて｣
『ちょっとまって。私が何時そんなこと言ったの…？』
留｢何時って……｣
長｢昼間、小松田さんからお聞きした｣
瞬きの回数が増えるのは、頭の中に浮かぶ疑問を懸命に消そうとしているからだ。
仙｢小松田さんが、お前が不治の病を患っているというのを、しんベヱと喜三太に話しているのを聞いたと仰っていた｣
『しんベヱと喜三太に…？そんな話、した覚えないんだけど』
覚えがないと言うだけでは信じてもらえないと思い、間髪入れずに続けた。
『確かに二人と話したよ？でも、それは富士の山。富士山のことで…』
六年｢え？｣
『喜三太がしんベヱに富士山のことを話してたから、混ざって喋ってたよ。それ以外の話題なんて話してないよ？今の状況じゃ、あの子たち二人に聞けば一番納得してもらえると思うけど…』
みんなの顔色を伺うように続けて話せば、みんなの口が軽く開いたまま固まってしまった。
恐らく、先の私と同じ状況だ。
小｢え……じゃあ病気じゃないのか？｣
『病気……じゃないよ？』
伊｢ほん…とに……？？？｣
『ほんとに』
『小松田さん、もしかして聞き間違えたんじゃないの？』
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ピーナッツ(プロフ) - 空さん» ピクリューで｢テイク式女メーカー｣と調べていただくと出てくると思います！ (3月17日 7時) (
レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
空 - あの、主人公の女の子ってどのメーカーで作ったんですか？ (3月16日 18時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - 空さん» わわ、その通りです…！💦すぐに訂正いたしました。ご指摘いただきありがとうございます🙇♀️ (2月25日 8時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
空 - この作品"１５"ではないんですか？ (2月24日 19時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーナッツ | 作成日時：2024年2月21日 6時
