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無駄な心配 ページ3

結局仙蔵、伊作、長次が女装をし、なんとか自然体を作ることには成功した。

が、一組の男女に何度も目を移すのは明らかに不自然だ。


小「二人は町に行く為に会ったということか?」

長「そうとしか思えん…」


甘えて好きなものを食べて満足し、私たちはお店を後にした。


利吉さんと色んな話をしていくうちに、いつの間にか緊張なんて無くなって、自然体で話せるようになっていた。

任務の為とはいえ、本当に充実した一日だった。


『送ってくださってありがとうございました』

利「いやいや、当然のことだよ。今日は本当にありがとう」

『はい!またお手伝いできることがあれば言ってください』

利「ああ、そう言ってくれて嬉しいよ。じゃあ、またね」

『さようなら!』


背中を見つめているともう一度振り返ってくれたので手を振って、門を潜った。


留「もう本人に聞いた方が早くないか?」

仙「聞いて話してくれるのなら朝だって話してくれてるだろう」


学園に帰ってもまだ嫌にこそこそする六年生は誰が見ても落ち着かない様子で怪しいが、Aが気付く筈もなく、彼女の足は山田先生と土井先生のお部屋に辿り着いた。


山田「おお、おかえり」

土井「その顔は上手くいったんだね?」

『はい!問題無く任務は成功できました!報酬という名の甘味を利吉さんに奢っていただいてしまって…』

山田「良いではないか。手伝ったのだからな。私からも礼を言う。ありがとうな」

土井「楽しかったみたいで何よりだ」


この会話を聞いた六年生は、今までの不安をひっくり返されたことになる。


六年「任務っっ!?!?」

文「任務って言ったか!?」

小「任務って言った!!」

伊「なんだ、そういうことだったの…?」


変な心配をした自分たちが馬鹿だったと、後悔した。


『そんなところで何してるの?』


木の影に居たみんなに声をかけると、私が話しかけるまで気付かなかったと言うように飛び上がった。


『山田先生と土井先生が、六年生が此処に居ると仰って』

留「ば、バレていたのか」

仙「今日は任務だったのか?」

『うん、お手伝いでね』

小「どんな任務だったんだ?」

『それはね、今日は利吉さんの奥さんになってきたの』


微笑むと、今度は身を乗り出してきたので面白くてケラケラ笑った。

自分でも分かる、誤解を生む言い方だ。
でも嘘ではないし、訂正するつもりはない。

頑なに→←甘味処偵察



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ピーナッツ(プロフ) - 空さん» ピクリューで「テイク式女メーカー」と調べていただくと出てくると思います! (3月17日 7時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
- あの、主人公の女の子ってどのメーカーで作ったんですか? (3月16日 18時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - 空さん» わわ、その通りです…!💦すぐに訂正いたしました。ご指摘いただきありがとうございます🙇‍♀️ (2月25日 8時) (レス) id: 721fcb8351 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品"15"ではないんですか? (2月24日 19時) (レス) id: c61495b448 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピーナッツ | 作成日時:2024年2月21日 6時

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