検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:323,119 hit

『 10 』 ページ10

.





授業が終わり、教室に戻ると

暫くして聞こえる廊下のざわめき。





…… またか。





「A ー、会いに来たで ー っ」





ざわめきが近付くと共に教室に

入って来た小瀧。





『抱き着くのは禁止』





大きく腕を広げて近づいて来た

小瀧に言うと、それを守って

大人しく私の前の席に座る。





言うこと聞いてくれるのはいいけど …

ちゃんと自分と私の差を分かってほしい。





チラ、と廊下の方を見れば

羨ましそうに私を見ている(睨んでいる)

小瀧のファンと思われる人達。





ごめんね、ファンの皆 ………



私だって代われるもんなら

とっくの前に代わってるよ ………





「なぁ、どこ見てるん ?

俺以外見るの禁止 ー」


『わ、離して … っ』





突然両手で頬を包み込まれて、

そのまま小瀧の方へ向かされる。



その手を取ろうと小瀧の腕を掴むと、

目の前には小瀧の顔。



割と近くて、思わず息を呑んだ。



至近距離で小瀧と目が合い、

お互いに言葉を発さない。





改めて見るとやっぱりいけめ …… 、





「やばい。俺初めてA触った。

ぷにぷにや …… くそ可愛い ………」


『……… きもっ、小瀧、きもいわ 離れて。』





目の前に居たのはただの変態でした。





『折角小瀧かっこいいかも、とか思ったのに

やっぱり小瀧は小瀧やったわ』


「え、俺の事かっこいいと思ってくれたん !?」


『さっきだけな。

もうただの変態としか思ってへん』


「えぇ、変態って酷ない ー ?」





小瀧を好きになることなんて ……… ナイわ





.

『 11 』→←『 9 』



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (594 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1324人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みらい(プロフ) - ◎の意味はなんですか?? (2016年6月1日 2時) (レス) id: 3ab5c05228 (このIDを非表示/違反報告)
- 24【ずっと笑いが絶えないかった。】→絶えなかった だと思います。 (2015年10月28日 22時) (レス) id: cc0331c139 (このIDを非表示/違反報告)
勝利 love - 私この作品めっちゃ好きです! すごく気に入りました♪♪ これからも頑張ってください! (2015年9月24日 6時) (レス) id: 6a49859f10 (このIDを非表示/違反報告)
れみ.。(プロフ) - めっちゃ面白いです ! 頑張ってください ! (2015年9月13日 19時) (携帯から) (レス) id: 7fbdbc3d85 (このIDを非表示/違反報告)
桐山りりぃ - 面白いです!ハマりました(o^^o) (2015年9月10日 6時) (レス) id: 09b9003a75 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:: のん。 | 作者ホームページ:http://hhhhh  
作成日時:2015年8月29日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。