『 10 』 ページ10
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『え、またぁ …… ？』
放課後。
蘭は用事があると言って急いで帰ってしまった
ので、私も帰ろうと廊下をノロノロ歩いていた。
すると、視界に入って来た、大体2クラス分
ぐらいの教科書を抱えた私の実の兄。淳太。
淳「ほら、可愛い可愛いお兄様の為やと
思って ！ ふぁいとやで、A (はあと」
前回と同じように、また丁度良く会ってしまった
私にこれを職員室まで運んで、と頼まれて
しまった。
『…… 何がハ ー トやねん、気持ちわ、』
淳「Aの好きなもん何でも買ったるで ？」
『ハイ、しっかりと運ばさせて頂きます。
では、行って参ります。』
…… まあ、今回も物欲に負けて引き受けちゃった
よね。←
..
今回は職員室の場所をちゃんと知っているので
迷わずに職員室を目指して歩き、暫く経った。
2クラス分とは言えども、やっぱりずっと持って
いると重いわけで。
早く職員室に着こうと思って、足を速めた、
その時。
角から人が来るなんて思わなくて、そのまま
曲がって丁度来た人とぶつかった。
バサリ、と大きな音を立てて散らばった教科書。
『わ、あっ、すみませ っ ……』
急いで謝って頭を下げてその人を見上げると、
「いや、大丈夫やで ？ ごめんなぁ、俺が
ちゃんと見てなかったから」
『あ、いや ……。』
どうやら、ぶつかった相手はのんちゃんだった
みたいだ。
ニコリ、と表の笑顔を貼り付けて手を差し出す
のんちゃん。
私は、素直にその手を握ることが出来なかった。
それは、
「 ちょっと ー、望 大丈夫 ？ 今 すっごい
勢いよくぶつかってなかった ？
アンタもちゃんと前見て歩かなあかんやろ ？ 」
『…… はい、すみませんでした』
のんちゃんの後ろには、３年生が居たから。
自力で立ち上がって、散らばった教科書を拾う。
「 望 ？ 早く行こうや 〜 」
「いや、でも、」
『大丈夫です ！ 私のことは放っといて下さい
自分で何とかするんで ！』
笑顔を貼り付けて、そう言った。
すると渋々といった表情で先輩に連れられて
のんちゃんは行った。
___
気付いたら評価増えてたから勉強せないかんのに更新しちゃったよね ←
本当に、待たせてすみません …… ヽ(；▽；)ノ
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彩都(プロフ) - この作品すごく面白いです！更新は大変だと思いますが待ってますので頑張ってください！ (2018年5月6日 9時) (
レス) id: 0816460b17 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - めっちゃおもしろいです！！キュンキュンします！！更新楽しみにしてます！ (2018年4月13日 21時) (レス) id: 32096a29c1 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤のﾁｮｺﾐﾝﾄ(プロフ) - この小説ほんと好きで又読み返しちゃいました^^;更新されるの楽しみにしてます♪ (2018年3月30日 12時) (レス) id: ebbe3efc0f (このIDを非表示/違反報告)
かりん、(プロフ) - 更新待っています！ (2018年1月5日 21時) (レス) id: ff377fa542 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - この小説大好きになりました！更新されるの楽しみにしてます (2017年8月18日 18時) (レス) id: 4fba68c119 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎○ むの。
| 作者ホームページ：http://nnnnnnn7
作成日時：2016年7月30日 13時
