『 25 』 ページ25
.
『のんちゃん ー …… あの、ごめん、なさい
迷惑掛けて …… 、その、本性出てたし ……
ずっと守り続けていたアイドルキャラが …… ！
今度からは自分でなんとか出来るようになるから ！』
無言で手を引いて歩いて行くのんちゃんに
必死に謝る。
1度振り返って見た時、皆信じられないという
ような顔で見てたし ……
何か理由があって表の顔を作ってるかも
しれないのに、私の所為で ……
『ほんまにごめ、』
「別に。勘違いすんなよ ？ お前の為に
やった訳とちゃうから。」
『いやいや、そんな気を遣わないでも ……』
「俺はただ、牛丼を守りたかっただけや。」
『いやいや、守るなんてそんな、…… え ？』
牛丼 ？ ぎゅ う ど ん ？？
「俺の大事な昼飯があいつらの所為で
無くなるのが嫌やってん。」
いや、確かに私が牛丼持ってたけどね ？
押されてその牛丼が落ちそうになったけどね ？
支えてくれたのって、牛丼の為やったん ！？
『え ？ あの、私を助けてくれた訳では、？』
「ない。」
『あ、そう ー ですか ー ……』
うん、あの、あれだね。
一瞬でものんちゃんをカッコイイと思った
自分を恥じたよね。
『…… 牛丼助けてくれてありがとう。』
「おう。無事で良かった。」
牛丼を渡すと、そう言って受け取った。
「…… まあ、でも。」
また歩き始めたのんちゃんが前を向いて
言った。
「1人でなんとかしようとすんなよ ？
…… どうせ、ちびじゃ先輩達に勝たれへんやろうし。」
…… ごもっともです。
「それに、別に迷惑とか思ってへんから。
いつでも頼りたい時は頼ればええ。
…… 気分によっては助けたるわ。」
正直、びっくりした。
あんなに薄情だったのんちゃんから
こんな事を言われるなんて。
『小瀧さん、明日は大雨ですかね』
「…… しばくぞ。」
これはもう、心を開き始めていると
勘違いしちゃってもいいですかね ？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2090人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
◎ ○ むの。(プロフ) - だいのん♪さん» そう言って貰えるとすごく頑張れます ！ ありがとうございます ！ :) (2016年3月28日 12時) (
レス) id: fb3bfed91b (このIDを非表示/違反報告)
だいのん♪ - 凄く面白いです！！とても続き果気になります！！更新ファイトです！ (2016年3月28日 10時) (レス) id: 99fbc24422 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ○ むの。(プロフ) - ミオさん» 本当ですか ！ ありがとうございます ！！ :) (2016年3月26日 21時) (レス) id: fb3bfed91b (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - ◎ ○ むの。さん» すんごい面白いです！むの。さん頑張ってください！ (2016年3月26日 18時) (レス) id: 0ee4c1c902 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ○ むの。(プロフ) - aruruさん» うおお ！ 呼んでくれた ！ 笑 ドキドキはこれからですよ ~ ！ 笑 (2016年3月26日 12時) (レス) id: fb3bfed91b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：◎○ むの。
| 作者ホームページ：http://hhhhh
作成日時：2016年3月10日 16時
