黒色の紅一点。〜west〜

１０’ ページ10

河「皆さん今晩は、司会のABC−Z河合郁人です！」






桐「ジャニーズWESTの桐山照史でーす！」




≪キャー！≫



河「そしてSexyZone！！」



SexyZone「「「「「よろしくおねがいしまーす！」」」」」




≪キャー！≫





河「ABC-Z！」



≪キャー！≫






河「ジャニーズWEST！」




≪キャー！≫







桐「さぁそして盛り上がる前に僕達から1つ皆さんに伝えたいことがあります！」








そう言ってジャニーズWESTと私はステージの真ん中に移動する。







桐「僕たちジャニーズWESTに新メンバーが入ることになりました！」






中「ジャニーズ初の女子ということで……。」






桐「じゃあ自己紹介、してくれる？」








『はい……。』







会場が静かになる。






私は大きく深呼吸して








『こんにちは、桜木なつきです！私は今19歳でメンバーカラーは黒色です。


これからよろしくお願いします！！』







私は大きく頭を下げる。







≪パチパチパチパチ……。≫





会場には拍手が響き渡る。









桐「はい、というわけで早速本日のテーマ、勝利お願いします。」






佐「えー本日のテーマは「絆」です！」








桐「じゃあまずはSexyZoneに歌ってもらいましょう！」









私たちは一旦ステージ裏に戻る。









それから色んなトークとかもあっていよいよ初めて人前で歌う時が来た。









河「えー次はなつきも加わり歌ってくれます。Time goes by。」









イヤホンから前奏が流れる。








私は1番最初をソロで歌うことになっている。(照史君のところ。)








♪〜







『忘れられないまま 大人になっていた 高いビルを目でなぞり 周り続ける街で』







〜♪









私は音程も歌詞も間違えずにちゃんと歌えた。







歌い終わると耳元で重が「うまかったで」って誉めてくれた。






このあと歌う河合君も「なつき、めっちゃ上手いじゃん。」って。









こんな風に私がデビューした当時は何もかもが新鮮で色鮮やかだった。









それが今ではモノクロの世界にいるかのよう。






＿＿＿あのときに戻れたら。








でもそんな願いはかなうはずがないのだ。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





過去の話から急に現在になりましたねｗ







これからもこんな感じで急に現在と過去が入れ替わります。

１１’→←９’

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