黒色の紅一点。〜west〜

３’ ページ3

歌ってる途中、中間君と桐山君はジーっと私を見つめ重岡君と神山君は何か話してて


濱田君、藤井君、小瀧君はなんか関心していた。









『……そばにいて。』









≪ザワザワザワザワ…≫





歌い終わると後ろの女の子たちがざわつき始める。








中「奇麗な歌声やね。それじゃあ席に戻って。」







『ﾍﾟｺﾘ。』









私は頭を下げて自分の席へと戻る。







「それではオーディション結果は13時に発表しますのでそれまでここで待機していてください。」








そう言って司会の人とジャニストは部屋から出ていった。









私はすぐにお母さんに電話する。







『……お母さん！？』






母「あぁなつき。どうやった？」






『どうだったじゃないわ！！何で言ってくれへんかったん？』






母「だって言ったらなつき、絶対行かんかったやろ？」






『当たり前やん！』






母「まぁオーディション終わったんやろ？また結果わかったら電話してなぁ。……ﾌﾞﾁ。」









『嘘やろ……。』









私は大きなため息をついてスマホを鞄にしまった。








時計を見れば12時40分。






結果発表まであと20分＿＿＿＿＿＿＿。

４’→←２’

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