あおいろ ページ41
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望が準備をしてる間、部屋の扉の前でドキドキしながら待つ
望としての部屋着姿は見たことあるけど、のぞみーるとしての部屋着姿はウェスタだけ
生で見るのは初めてやから緊張してしまう
「部屋に入るのも結構勇気必要やってんけどな…笑」
きっと、望はそんなこと気にしてへんと思う
俺が男として堪えてることなんて…笑
"ガチャッ"
桃「流星くん…//」
少し開いた扉から顔を覗かせる のん
その姿はさっきとは全然違くて、普段は肩下くらいまで降ろされてる髪を結び
可愛らしい部屋着姿にすっぴんに近いメイクをしている
この短時間で望がのぞみーるへと変身した
「かわええ」
桃「そ、そう…？//」
恥ずかしそうにしてる姿が余計にそそられる
襲ってしまいそうになるのをグッと堪えていると
桃「流星くんに見られるの、恥ずかしい//」
なんて言ってくるから、この子はほんまにあかんと思う
素直なのか、照れ屋なのか…
どっちかにしてほしいけど、そんなことのんには通用せぇへんよな
「でもいつかは見る姿やから」
桃「え？」
「いつか、一緒に暮らすようになったら見ることになるやろ？」
俺の言葉に動揺が隠しきれてないのんを見ると少し優越感に浸れる
俺だってやられてたばかりや居られへん
男らしく、彼女をドキッとさせたいねん
桃「…のん、迷ってたけどええの？」
「迷ってたって？」
桃「流星くんと一緒に住むことになったら、どっちののんで居ればええんやろうって…」
「ふはっ笑 そんなことか笑 そんなんどっちでもええよ。どっちものんはのんやし、好きな時に好きな方で居たらええ」
ポンポンと頭を撫でてあげたら嬉しそうにする のん
それが可愛くて、この先も一生この子と一緒に居りたいって思える
「写真、どこで撮る？」
桃「うーん…ほな、こっち来て！」
そう言ってのんが指差す場所はまさかのベッドの上
ほんまに、この子はこういうの全然意識してへんのかな…
純粋すぎて、汚したくないっていうか…
先に進む時が不安やな…
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年5月7日 22時
