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ももいろ ページ34




鈴木「ほんまは流星の彼女、私やから!」


今日の朝、突然そんなことを言い始めた鈴木さん


流星くんもビックリしてすぐに否定してたけど


鈴木「もう隠さなくてもええやん!のぞみーるはただのビジネスなんよね?」

青「は?」

鈴木「私が他の子たちに傷つけられへんようにのぞみーるとビジネスカップルしてるんやろ?」

青「いや…」

鈴木「私のことを思って関係を隠そうって言ってくれたのも嬉しいけど、私はやっぱり堂々と流星と付き合いたいねん//」


流星くんの腕に自分の腕を巻き付けながら話す鈴木さんに耐えられず逃げ出してしまった


そんなのんを追いかけてきたのは流星くんやなくて神ちゃん


緑「のんちゃん!」


のんの背中を摩りながら"大丈夫"と言ってくれる神ちゃんに涙が出そうやった


屋上へと移動して、朝のホームルームと1限は2人でサボることに


「のんとはビジネスやって…」

緑「そんな言葉信じてるん!?」

「信じてへんけど…」


やって、流星くんはすぐに否定してくれたもん


でも不安やねん。1番に追いかけてきてほしい流星くんが来てくれへんかったから…


緑「もしかして、流星に追いかけて来てほしかった…?」


神ちゃんがのんの心を読んで言う


小さく頷くと、神ちゃんが慌て出して急にのんに頭を下げてきた


「か、神ちゃん?」

緑「ごめんなさい!俺、のんちゃんは嫌かと思って勝手に…」

「え?なに?何で神ちゃんが謝るん?」


下から神ちゃんを覗き込んで、顔を上げるように伝えると眉を下げてのんを見つめてくる


そして、今度は頭を下げる代わりに顔の前で手を合わせて


緑「流星が追いかけたら、2人の関係がバレると思って…」


申し訳なさそうに喋る神ちゃんに、ハッとする


そっか。流星くんが追いかけてきたら、それは注目の的になってしまう。


のんにとって1番あかん状況や。

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作者名:まかろん | 作成日時:2023年5月7日 22時

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