8話：アイドルになる前end ページ9
3日目
僕は壱流と壱星と一緒にケーキバイキングにいった
「いやー、美味しかったね」
流「あのバイキングの店って相当チケット取るの難しいんだろ？」
星「うん。あの店のパティシエって本場フランスで修行したらしいよ。テレビでやってた」
そうなのだ
僕たちが行った店は有名な「風早 富貴(ふうき)」がケーキを作っている
(まあ僕の叔父だからゲットできたんだけど)
星「あ、今気づいたけどAと苗字一緒だよね」
流「あ、確かに。さては親族とか？」
壱星が疑問を口にすると、それに乗って壱流が僕に質問を投げる
「壱流正解。あの人は僕の叔父だよ」
「「えぇ！？」」
そのあとは散々質問ぜめにされた。叔父の昔の話とかもう一回あの店に行けるかとか
話しているうちにマンション？に着く
ロビーに行くと、黒いウサギを抱いたスーツ姿の人がいた
「社長さん？」
僕が声をかけると、社長は笑顔でこっちにきて、
社「決まったかな？」
と聞いて来た
(あの、まだ約束の三日間たってないですよ！社長)
しかも今は壱流と壱星がそばにいる。聞かれたらまずいだろう
「話すのであればここではないどこかにしませんか？僕の素性がバレるんですよ(ボソ」
社長だけに聞こえるように小さい声で話す
社「あぁそうだね、じゃあ僕の車にしよう。あ、この子借りるね」
納得した社長はまだ状況がつかめていない二人に手を振って僕の手を握りグイグイ引っ張って行く
(社長痛い痛い！力強い！)
ﾊﾞﾀﾝ
車に乗ると、早速社長は本題に入る
社「で、返事はどうかな？」
「…社長。僕はあなたにいくつか質問をしてもいいですか？」
社「あ、ああ。いいよ」
「あなたは、僕を守ってくれますか？」
僕がアイドルになるための絶対条件
社長は思いにもよらない質問に驚いている様子だった
「僕は、あるトラウマがあるんです。だから眼帯をして、マスクをしている。極力顔を見られたくないんです」
社「…君は、その大きな壁を登りきるためにアイドルになるのかい？」
「はい。でも、正直とても怖いんです。またあんなことが起きるんじゃないかって不安で不安で今も手が震えるんですよ」
震える手を社長に見せる
すると社長は僕のその手を優しく握って
社「なら僕はそれを全力でサポートする。一緒に乗り越えよう？君を守るよ」
その言葉が、胸の中にじんわりと広がり、社長の優しさを感じる
「‥はい！ありがとうございます」
それが、僕のアイドルになった瞬間だった
終了＿
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ちゃら - ありがとうございます！とっても素敵な番外編でした!コメント遅くなってすみません。これからも頑張って下さい! (2018年3月25日 0時) (
レス) id: b7f29ff674 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - ちゃらさん» ありがとうございます！番外編ということになりますがよろしいでしょうか？ (2018年3月18日 17時) (レス) id: 3cabe63281 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃら - 面白いです！プロセラ&グラビとLIVEやってほしいです!応援してます! (2018年3月18日 16時) (レス) id: b7f29ff674 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - Ajgさん» ありがたいお言葉！更新、頑張れそうです！ (2018年3月4日 21時) (レス) id: 3cabe63281 (このIDを非表示/違反報告)
Ajg(プロフ) - 頑張ってください！o(｀^´*) (2018年3月4日 21時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まひろ | 作成日時：2018年2月14日 20時
