3話 ページ4
(いやぁ、いい子たちに出会った。‥さて、翼の様子は)
翼の部屋のインターホンを押す
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
…
(出ない。あれ？翼だったらすぐ出ると思ったのに)
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
「やっぱり出ない」
おかしい。そう思った僕はドアノブに手をかけた
ｶﾞﾁｬ
「うそ…開いた？あいつ何考えてんだ！」
とんだ不用心だな！と続けて言おうとしてドアを開けて玄関に入ると、廊下の壁にもたれて座り込んでいる翼の姿が
「っ！翼！おいっ大丈夫か！？」
すぐに靴を脱いで翼のもとに駆け寄る
「翼！翼！」
翼「う、ん。だいじょ、ぶ。だいじょ、ぶじゃない…」
「大丈夫じゃないんだよな！？ほら、ベッド行くぞ。体が冷えるぞ」
翼に肩を貸し、翼の部屋を直感で探す
(ここだ！)
ｶﾞﾁｬ
「よかった。…ほら、翼、ベッドついたよ」
翼「ん…」
翼をベッドに寝かせ、買った冷えピタをおでこに貼る
(かなり熱いな…これ、ご飯食べれるかな)
「翼、ご飯食べれる？」
翼は首を横に振る
「じゃあすりおろしリンゴとか飲みものは？」
翼「うん…お願い」
「わかった。すぐできるからちょっと待っとけ。キッチン勝手に使うぞ」
翼「オーケー。ありがと、ダーリン」
「お前そこは通常運転なのな」
(ぶれないやつ)
「とりあえずゆっくりしといて」
翼の頭を撫でてキッチンに向かう
「さて、作りますか」
翼のために、すりおろしリンゴと、はちみつレモンを作る
「翼のことだ、お腹が空いて何か食べるとかいうだろ」
そう思い、念のために少量のおかゆとフルーツゼリーを追加で作った
「できた、よし、持って行くか」
すりおろしリンゴを入れた碗と、はちみつレモンを入れたコップをお盆に乗せて翼の部屋にいく
ｺﾝｺﾝ
「翼、入るよ」
翼「ん。どうぞ…」
「すりおろしリンゴとハチミツレモン持って来た。後にするか？」
翼「ううん、今食べる」
「そっか」
近くにあった机にお盆を乗せ、碗を翼に渡す、否、渡そうとした
だが、
ｸﾞｲ
「？なんでだ、ほら」
もう一度渡そうとするが、またｸﾞｲっと返される
(あぁ。もしかして)
「あーん。して欲しいのか？」
翼「さすがダーリン。ほらあーん」
翼は口を開けたまま動かない
「はぁ、まあいいよ。ほら、あーん」
翼「ん…美味しいよ」
「そりゃ色のいい美味しそうなリンゴを選んだからね」
(僕の目に狂いはなかった)
翼「はいはい」
「スルーしないで！？」
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ちゃら - ありがとうございます！とっても素敵な番外編でした!コメント遅くなってすみません。これからも頑張って下さい! (2018年3月25日 0時) (
レス) id: b7f29ff674 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - ちゃらさん» ありがとうございます！番外編ということになりますがよろしいでしょうか？ (2018年3月18日 17時) (レス) id: 3cabe63281 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃら - 面白いです！プロセラ&グラビとLIVEやってほしいです!応援してます! (2018年3月18日 16時) (レス) id: b7f29ff674 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - Ajgさん» ありがたいお言葉！更新、頑張れそうです！ (2018年3月4日 21時) (レス) id: 3cabe63281 (このIDを非表示/違反報告)
Ajg(プロフ) - 頑張ってください！o(｀^´*) (2018年3月4日 21時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まひろ | 作成日時：2018年2月14日 20時
