1日目 ページ2
それは不意に訪れた。
オカン組の皆様からのメールで始まった。
〜〜〜〜〜〜〜
貴『ふぁーぁ…眠い…。
最近部活ないから外出てないし…暇…。』
ピロリン☆
貴『ありゃ、メール?
しかもスガからかぁ…なんとも珍しい。
どうしたんだろ…?』
Aが内容を確認した瞬間だ。
Aの体から血の気が引いて行ったのは。
<(やばいよA。)
(どうしたの?スガ。)>
<(今から言うことは嘘じゃない。)
<(信じられないかもだけど、)
<(大地が猫になった。)
貴『…はぁ?』
(いやいやエイプリルフールはまだ先だよスガ。)>
<(嘘じゃない。知っているどの学校も、)
<(主将達だけが猫になったんだ。)
(1回、その猫たちを烏野体育館にまとめて?)>
<(了解。)
貴『…さてと。烏野に行こうか。』
Aは烏野を目指した。
当然それは知り合いを助けるため…
貴『え、めっちゃ可愛い。
主将の皆様猫姿やばいww』
…ではなかった。
菅「A、ちゃんとして…!
俺たちオカン組は猫を飼えない…。
戻るまでの間、大地達のことは任せた!」
貴『え、逆にいいの?
めっちゃ私得なんだけど。』
菅「うん。俺らもたまに様子見に行くから。」
貴『よし、皆んな、家に来なさい。』
「「「「にゃー!」」」」
貴『…という感じで話がトントン拍子に進んだけど…
どうやって戻すんだろうか…。
とりあえず、ウチは一人暮らしだし、
丁度いいっちゃいいんだろうけども…。』
Aが悩んでいると、
Aはあることに気付いた。
貴『…!この猫…もしかして、大地?
頭は黒い毛並みに、体は烏野のユニフォームみたいな
柄なんだ…。
…って、あら?
大地…ってか、皆んな、目の色無くない?』
猫たちには、人間の時の特徴がある。
だが、目の色だけは違った。
透明に近い、薄い水色。
貴『…ま、いっか。
綺麗な目の色だしね…!』
そして始まった。
猫たちとの長くて短い日々が。
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作者名:ヒノキ | 作成日時:2020年5月3日 23時