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58_誰よりも優しい貴方〜回想〜 ページ8
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テヒョンと連絡を取り合う中、
テヒョンは私の言って欲しい言葉をお洒落に並べて
普通に言ってくれる。
ジョングクには申し訳ないけど
テヒョンの言葉が大好きだった。
ジョングクは私に休みが出来て良かったね。そう言ってくれたけど、
私は寂しかった。
いつもジョングクのメイクをしていて突然彼の居ない生活を。
しかもジョングクに告白されてから意識をしていたのもあって。
余計に寂しかった。
だけど振ってしまった私にはジョングクにそんな事を
寂しい
そんな言葉を言う資格がなかった。
そんな中私の気持ちに気づいてくれたテヒョン。
あの言葉は嬉しかった。
テヒョンも寂しいって言ってくれて。
私だけじゃなかった。
テヒョンも同じだったんだ。
そんな思いが溢れる。
その後付け足された言葉。
私にメイクをしてもらいたい
その言葉に胸が弾む。
今までにないくらい心臓が動く。
その時からだよ。
私がテヒョンをファンとしてじゃなくて
男の人として好きになったのは。
それから時は過ぎてある夏。
私はテヒョンに誘われて海に行った。
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作者名：望 | 作成日時：2020年5月18日 12時
