6話 ページ7
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「おはよ…」
トミー「はよ」
マンズ、キイチ「おはようございますカンタさん」
俺は目を覚まし、リビングに行った。
リビングの荷物はある程度整理されていて、テーブルの上にはトミーが食べようと用意しているパンなどが並んでいた。
俺は朝ご飯はいいかな…。
トミー「Pさんが仕事行く前にリビングの整理だけ終わらせてくれててさ、今ここまで整理されてる感じ」
「いやPさんやばっ。もう仕事?」
キイチ「カンタさん今もう11時ですよ」
マンズ「土曜なんで大学はないっすけど、仕事はありますからね」
もう11時か…。
あの幽霊の子何も寝てる間にしてこなかった。
驚かしたりしてくるかと思ったのに。
なんだか拍子抜けだ。
幽霊ってこんなもんなの?
俺が幽霊を怒らせるようなことをしたのに?
…ってなんであの女の子のことばっかり考えてるんだろう。
しっかりしろ俺。
…何で今日起きて1度も見かけないんだ?
俺の目の前をうろちょろしてたのに。
消えた?
成仏したの?
ならよかったんじゃない?
俺のおかげだよね。
キイチ「今日は動画の買い出しもあるらしいんで、早く準備してください」
トミー「そうだよスケッチブックとかお前が捨てたんじゃん」
「あーうんすまんすまん」
すまんじゃねえってトミーに怒られながらも俺はあの女の子のことが気にかかっていた。
幽霊見えなくなっただけ?
それとも本当に消えたの?
どこ行ったんだろう…。
「俺準備してくるわ」
部屋に戻って、着替えよう。
そう思い階段を上ってった。
女の子のことを気にかけながら。
どこいったんだろうなぁ。
…なんで気にしてるんだろう?
このくだり何回目だよいい加減にしろ俺。
女の子は成仏したんだよきっt……
『スヤァ』
部屋のドアを開ければ俺のベッドで女の子が寝ていた。
いるじゃん(怒)
せっかく心配してたのにいるじゃんなんなの。
にしても無防備に寝ていた。
名前は、なんて言うんだっけ……
確か…
「…A」
こんな名前だったはず。
こう見ると普通の人間と同じで、足も手もしっかりあるし洋服も着てるし…。
…よ、ようふく。
スカート…なんですが。
やめろ俺、男だからってそんな下着履いてるかなんて気にしちゃダメだぞ。
しかもNHKで有名の水溜りボンドのカンタが。
そんなことしたらニュースにな……
『んん……』
寝返りうった!!!!!
人間みたいでワクワクした。
普通の女の子と同じように見えた。
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漆黒の翼をもつカリスマことレミリア・スカーレット - 投稿頑張ってください。応援してます更新楽しみにしてます! (2018年4月28日 18時) (レス) id: 64fa08433d (このIDを非表示/違反報告)
まのん(プロフ) - こまめさん» ありがとうございます;;;;切なさを精一杯表現していきますよろしくお願いします! (2018年4月20日 23時) (レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 素敵で切ないです(;o;)これからも楽しみにしてます♪ (2018年4月20日 23時) (レス) id: 15ff708b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まのん | 作成日時:2018年4月14日 3時