YouTuberの恋？【水溜りボンド】 (ページ7)

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5話ページ7

カンタSide

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『どうもこんにちはっ！ユリです！そして！』

ﾄﾐｰ「「はいどうもー」」

ﾄﾐｰ「水溜りボンドのトミーと」

「カンタです」

ﾄﾐｰ「「よろしくお願いしまーす」」

まずユリちゃんのメインの撮影から始まった。

心做しか水溜りボンドもユリちゃんもいつもより元気だ。

『私からしたら、他のYouTuberさんとコラボするのは初めてです！よろしくお願いします～』

「あぁいえいえそんな」

深々と頭を下げあう俺たち。

何の動画だよ(笑)

『ところで今日の企画は！斎藤さんをやりましょう！！』

『斉藤さんで視聴者さんと繋がるまで終われません！！いえーい！！』

ﾄﾐｰ「「いえーい」」

比較的元気の無い男二人の声が虚しく響く。

斎藤さん企画は久しぶりすぎて自信がなかった。

以前に斎藤さん企画をやっていて視聴者さんにバレたことはあったけど、まさかそういう企画とは思ってなかった。

ﾄﾐｰ「誰のスマホでする？」

ﾄﾐｰ「あ、いいや俺のでしよう」

『ありがとうございます！！じゃあLet's 斎藤さん！』

トミーは以前使った斎藤さんアプリを消してなかったらしい。

準備が早いね。さすがだわ。

て、て、て、て、てん、というリズムで斎藤さんが繋がった。

「あーもしもしー！」

『どうもこんにちはっ！』

ﾄﾐｰ「はいどうもー！」

挨拶作戦が始まった。視聴者さんだったらバレるわ。

［こ、こんにちは］

これは視聴者さんではなさそうだ。

少し低めの男性の声。

まぁさすがに1発目から視聴者さんとかさすがにないだろう。

［…ん？どうもこんにちはって…ユリ？！］

『えっ！？ご存知ですか？！』

ユリちゃんの顔がどんどん明るくなっていく。

いやフラグ立てちゃったじゃん。どうすんの俺。

動画的にいいのかこれは…。←

［いつも見てるよ、面白い動画ありがとう］

『いえいえそんな！とんでもないです』

斎藤さんでここまで楽しく話せるのこの子だけじゃない？

ここまで嬉しそうな表情するんだ。

…可愛いなぁうん。

『動画上げるので見てくださいねー！またお会いしましょう！』

彼女はそう言って切った。

俺たち3人は顔を見合わせて爆笑した。

いやまさか！みたいな顔。

本当にまさかすぎるだろ。(笑)

ﾄﾐｰ「もうユリちゃんの動画終わったじゃんかー！」

「まぁまぁ続けよ！」

俺たちは斎藤さんを続けた。

ユリちゃんは後からこっそり見ていた。