YouTuberの恋？【水溜りボンド】 (ページ4)

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2話ページ4

トミーSide

・

「ユリちゃんから連絡きた。」

「茶色ベースの制服だって」

ｶﾝﾀ「あっいた！？」

「えっ」

カンタは顔を上げた瞬間に見つけたらしい。

どうやら正面にいたようだ。

高校生と合法的に絡むのが怖いな…。←

話しかけるのも怖い…いや俺意外とチキン？

ｶﾝﾀ「ねえ話しかけてきて」

「は？無理だろそれで間違ってたらどうすんだよ」

ｶﾝﾀ「間違ってないって！！顔もユリちゃんじゃん？」

言われた通り顔もそっくりそのままユリちゃんだった。

間違いはなさそうだけども話しかけ辛すぎる。

なんて成人の野郎どもがチキンしてると、

『あっ！』

『水溜りボンドさん！はじめましてー！』

『ユリです！』

『もう本当ばぁーり好きで！！』

『もう本当に！！会いたかったです！』

すごい勢いで走ってきて、すごい勢いで話しかけられた。

地味に方言入ってんな。

ｶﾝﾀ「はじめまして！カンタです！俺たちもユリちゃんのファンだよ」

カンタはそう言って彼女に笑いかけた。

ユリちゃんの顔は見る見るうちに笑顔になっていって、幸せそうだ。

『ええええ嬉しいです！光栄です！！』

ペコペコ頭を下げながら謙虚でいる彼女。

動画でも結構優しそうだとは思っていたけど、

まさかここまで謙虚だとは…。

「はじめまして、トミーです！よろしくな」

俺はシンプルな挨拶をして軽い会釈をした。

そしたらユリちゃんは深々とお辞儀をして

『ユリですよろしくお願いします！！』

なんて丁寧に挨拶をする。

いや、高校生でここまで常識ある人いるんだ。(大分失礼)

あと頭下げられるのはやっぱり慣れないな。

「頭上げて」

笑ってそう言うと、ユリちゃんはびっくりしたような顔でこう言った。

『頭上げろやー！じゃないんですね？！』

いや、初対面に言うわけねーだろがい。(笑)

面白いなコイツ。

ｶﾝﾀ「家はここから近いの？」

『あ、いえ！少し時間かかるのでタクシーで行きましょう！』

そんな流れで俺たちはタクシー乗り場へ移動した。

その移動してる時間もずーっと喋っていた。

福岡ここがいいんです！

私の家親もいるんですけど～！

撮影終わったらご飯行きましょ！

高校今日テスト終わったんですよ～！

いや、ネタ尽きないな？

てかそんなに人見知りしない高校生いるんだ？(大分失礼)