1話 ページ3
カンタSide
・
ﾄﾐｰ「なぁ」
「え？」
ﾄﾐｰ「お前調子乗りすぎだろ」
「え？」
俺たち水溜りボンドはユリちゃんのいる福岡までコラボしに行くことになった。
飛行機に乗るから旅行みたいでワクワク。
なんて思ってたら早速トミーに怒られた。
なんで？俺普通通りにしてたつもり…。
ﾄﾐｰ「服選ぶのに30分もかけんな」
ﾄﾐｰ「デート前の彼女かよ」
確かに気づけばトミーは着替え終わってるし、
外ハネもいつも通り…いや、
お前も調子乗って外ハネ跳ねすぎてんじゃん。
二三本一回転しそうな奴いるけど？←
「ちょ、待って！」
「もう終わるから！」
飛行機の時間もあるから急がないと。
…もういつも通りでいい？
ﾄﾐｰ「お前もうこのワイシャツにこのニットな。はい決まり。」
ﾄﾐｰ「ジーパン履け」
あれ？いつもより気使ってオシャレにしてくれたよ？
やっぱコイツも調子乗ってんな(笑)
「ありがとトミー」
ﾄﾐｰ「そんなことよりはよしろや！」
いつも通り拳を突きつけてくるトミー。
照れ隠しかなんかかな？←
俺は急いで着替えた。
「待たせてごめん！行こっ」
ﾄﾐｰ「あいよ。キイチ車出し頼む」
ｷｲﾁ「了解です」
俺たちはキイチの車に乗り込み、車を走らせた。
待ち遠しいなぁ。
−−−
「うわー福岡だ」
ﾄﾐｰ「一年ぶりか？」
「そうだね、ライブ以来だからね」
一年前にトークライブをして、それぶりだった。
空港内は全然変わってないし、あ、福岡だ。感があった。
ﾄﾐｰ「まぁとにかくユリちゃんと合流しないとな」
「そうだね」
ワクワクしすぎて髪が荒れてきた気がする。←
は、ハゲてるとか言ったらダメだよ。
エンターテインメントだからね。うん。
ユリちゃんは高校帰りに迎えにくるらしい。
制服で来るらしいけど…。
まず高校生だったんだね…(そこから)
ﾄﾐｰ「ユリちゃんから連絡で、国内線旅客ターミナルの横あたりに立体駐車場があるからそこに来て欲しいって」
「え？国内、え？うん？」
全然わかんないな。←
ﾄﾐｰ「いいからこっち来い」
「よろしく」
トミーの方が地理は強そうだな…。
こんな広い屋内わかんねーよ。
博多駅とか本当一年前も迷ったな。
ﾄﾐｰ「いやもうここじゃん。近っ」
もう着いたらしい。元々近くにいたんだ？←
もう本当にわかんねー。
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作者名：まのん | 作成日時：2018年2月17日 4時
