【水溜りボンド】ねーぇー！【カンタ】 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:21,435 hit

5話(動画撮影) ページ5

カンタ側にて

・

『カンタくん、言い難いこと言ってもいい？』

「え？いいよ？」

まだ家の中で2人、動画を回している時。

彼女はカメラを俺に向けて物凄い申し訳なさそうに声を出した。

何をそんなに言い難いのだろう？

『あのね…私免許持ってないんだよね』

「あーなるほどね笑」

いつもはキイチかPさんが運転をしていた。

前任のマネージャーも運転できた。

だからその3人に今までは任せていたけど…。

キイチはトミー側だし、Pさんは仕事。

多分PさんはAさんが運転できると思って車を置いていってくれた。

…しかし、運転ができないと。笑

『本当すみません…』

「いやいや謝ることじゃないよ！俺免許持ってるし」

『えっ』

「え？」

『いや運転できたんだ』

多分知らない人も多いだろうけど、一応免許は持っている。

一度、更新に行けずに諦めようとしたものの一応更新したのだ。

「車は持ってないけどね」

『何でいつも運転してないの？』

「車でも編集したいから」

『あ…ごめん』

「謝らなくていいって！笑」

俺がそれだけで怒ると思ってるのかな？

怒ってるの見たことないでしょ…笑

なんて思いながら、俺はPさんから借りていた鍵を手に持った。

「じゃあ行こう」

『はーい』

【車に移動】

「うわ、トミーからLINE…うーわ」

【富永知義:車で自己紹介し合えよ】

「…てことで自己紹介しよう」

俺は車にエンジンをかけながらそう言った。

マネージャーなのに自己紹介する必要があるのか？かという考えはまあ置いておこう。

絶対する必要ねーだろ。とか言わないで。←

『じゃあ…AAです。カンタくんと同い年の1994年生まれで、んーと…好きなアーティストさんはUVERworldで…』

「え？UVER好きなの？！」

『好きだよ、ライブもよく行く！』

「うっそ俺も！俺もUVER好き！」

『え？！』

【意外な共通点】

『UVERといえば、この、運転席にカンタくんが座ってる感じがさ、なんか…』

「『SHOUT LOVEに似てるよね』」

「やっぱり？」

『彼女じゃなくてごめんね』

「いやいないからね？！」

【女っ気ゼロ代表佐藤寛太】

『え？カンタくんモテそう』

「いや、うん…」

【否定しろよbyトミー】

『私SHOUT LOVE好きなんだよね』

「俺も好きだよ」

『TAKUYA∞さんがこれ奥さんに向けて歌ってたら感動しちゃう』

「よな！やばいよな！」

【割愛】