4話 ページ4
トミーside
・
俺の横に立つカンタは目を瞬かせて立ちすくんでいる。
どうやらチャペルに対して驚いているようだった。
「カンタ、いきてるか？」
ｶﾝﾀ「うん、あの…えっと、ここで撮影…？」
ここのチャペルは撮影用に貸し切っている。
高い天井に奥の壁が全面窓ガラス。
窓ガラスの奥には綺麗な海が広がっていた。
客席にはピンクと白のリボンがかけられていて、可愛らしいデザインだ。
バージンロードには白とパステルピンクとパステルブルーの造花の花弁が散らされていた。
床はガラスで、薄く白のライトの光が差し込んでいた。
「ここに連れてこられたからにはそうなんだろ」
ｷｲﾁ「やばいっすね、富永さんも寛太さんも似合わなさすぎっすよ」
ｶﾝﾀ「うるさいキイチ」
着替えて、チャペルに待機させらている俺とカンタはお互いを見てまず吹き出した。
あまりにも似合わない。
カンタは少しだけ絵になるかもしれない。
細身な色白で短髪の彼なら。
彼のいつものマッシュルームヘアはヘアスタイリストさんによってふわふわに見えるようにセットされていた。
ポケットに入っているハンカチは俺が青でカンタは水色。
真っ白のタキシードはハンカチの色の際立たせた。
ﾒｲｸ「ナツさん入りまーす！」
『すみません、お願いします』
メイクさんの声で皆が扉の方へ振り向いた。
そこにはいつも以上に可愛く見えるナツがいた。
ドレスはプリンセスラインのもので、チュールがあしらわれていてふわふわしたデザインだ。
ウエストには、薄めの青で長めのリボンが結ばれていた。
ベールは無くなって、クイーンのつけるティアラのようなものを頭につけていた。
髪は肩くらいの長さで緩く巻かれていた。
ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「え、ナツちゃん可愛い！！」
『ほんとですか？ありがとうございます』
俺とカンタは開いた口が塞がらなかった。
2人で目を合わせればナツを2度見、3度見、4度見した。
だって、可愛すぎたから。
『ちょっとちゃんとして2人とも。起きてる？なに？私が可愛すぎて見とれてんの？』
ｶﾝﾀ「いや、ほんとだめ…可愛すぎるよ」
ﾄﾐｰ「か、わいいと思う…うん」
俺とカンタはどもりながら褒めた。
熱くなった頬は元に戻ろうとしなかった。
カンタも、だめだめだめ、なんてブツブツいいながら鼻元を押さえていた。
何もわかっていないようなナツがますます可愛く見えた。
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まのん(プロフ) - ねーじゅさん» お仲間さんでしたか！！ありがとうございます；；；； (2018年5月10日 19時) (
レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
ねーじゅ(プロフ) - ばりおもろい！私も福岡です！博多弁がすごく嬉しいです！ちなみにカンタくん派です！！ (2018年5月10日 18時) (レス) id: 3807b0d82a (このIDを非表示/違反報告)
まのん(プロフ) - 彩女さん» ありがとうございます；；；；これからも頑張って続けようと思います！ (2018年5月6日 18時) (レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
彩女 - メッチャ面白い！更新が楽しみです！頑張って下さい。 (2018年5月6日 11時) (レス) id: 860233bc2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まのん | 作成日時：2018年5月4日 8時
