16話 ページ16
カンタside
・
実は、俺とトミーがナツより先に行くのには理由があった。
ドッキリ…といえばドッキリ。
普段全く驚かないし怖がりもしないナツを脅かしたいだけ。
今回は向こうまでのタイムを競う訳でもないからね。
ただ脅かしたいだけ。(俺もトミーも)
まぁ内容を言ってしまえば、俺が行く道の途中で少しボロボロになった服に着替えて、トミーと待ち合わせ。(中間地点くらいで)
そして、ここまできたナツに普段の低いって言われてる声で「犬鳴谷はどこですか」と聞く。
犬鳴村は動画の冒頭で現在は存在していないことを述べた。
過去に犬鳴村という名前ではないが犬鳴谷という名前で存在していたらしい。
その村についての噂は数え切れないほど存在していた。
ナツもその全てを読んでいる為、一応怖いって感じると思う。
それで怖がらなかったらもう…ね？
超人としか言いようがない。
…まぁこんなドッキリを計画しているせいか恐怖はなくなった。
この時間にここにいるという時点で精神異常を起こしても、何で？とは言えないくらい怖いのに。
この今いる封鎖された旧犬鳴トンネルの中には何があるのだろう？
人間が侵入したらすぐ分かるような罠があるという噂もあった。
怖いな…。
なんだよ俺怖いんじゃん。笑
『トミーが行って5分たったからカンタも行っていいよ』
「えぇ…」
『怖がらんで』
笑って俺を送り出したナツ。
この後叫ばせてあげるから覚悟してて！
−
「あ、トミーじゃん！」
ﾄﾐｰ「おうやっと来た」
「着替えよ」
ﾄﾐｰ「今回はお前の演技力次第だからな」
「分かってる」
そんなこんなで着替え始めた俺。
この辺りは空気が冷たくてとても寒かった。
しかも着る洋服長袖だけどめっちゃ薄いし！
風邪ひかないかな…笑
ﾄﾐｰ「てことでね、僕とカンタからナツにドッキリを仕掛けていきたいと思います」
「あ、もうすぐ来ますね！」
トミーは物陰に隠れ、俺は道の隅に立った。
下向き加減で低い声で…。
頑張ろう。
笑うなよ…。
『……えｯ』
幽霊(俺)の存在に気づいた彼女は小さく声を上げた。
「……あの」
『はい』
少し離れたところにいた彼女に駆け寄る。
「犬鳴谷…って……どこですか」
お、いけてんじゃない？
『犬鳴谷……？』
…あれ？そこまでビビってない？
仕掛けよう。笑
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まのん(プロフ) - ねーじゅさん» お仲間さんでしたか！！ありがとうございます；；；； (2018年5月10日 19時) (
レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
ねーじゅ(プロフ) - ばりおもろい！私も福岡です！博多弁がすごく嬉しいです！ちなみにカンタくん派です！！ (2018年5月10日 18時) (レス) id: 3807b0d82a (このIDを非表示/違反報告)
まのん(プロフ) - 彩女さん» ありがとうございます；；；；これからも頑張って続けようと思います！ (2018年5月6日 18時) (レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
彩女 - メッチャ面白い！更新が楽しみです！頑張って下さい。 (2018年5月6日 11時) (レス) id: 860233bc2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まのん | 作成日時：2018年5月4日 8時
