2話 ページ2
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ｶﾒﾗ「撮影に移ります、ナツさんメイク直しお願いします」
ﾒｲｸ「口紅だけ塗り直しましょう」
『はーい』
皆のいる場所から少し離れたところで口紅を塗り直してもらう。
白いウエディングドレスに白いベールに真っ赤な唇。
傍から見たら花嫁そのもの。
結婚なんかできる気がしないのだけれど。
ﾒｲｸ「ナツさん、もう少しは落ち着い話せませんか？話しているだけで口紅が落ちるクリエイターさんなんて、始めて見ましたよ」
『えぇ？す、すみません』
お恥ずかしながら、私は女っ気があまりないと言われる。
でもあんまり怒られないからいいや。←
女っ気がないのは住んでる家が問題なんだよ。
だって男の子しかいないよ？
女らしくしてたら気持ち悪いでしょ(遠い目)
ﾒｲｸ「ナツさん入ります！」
『お願いします！』
メイクさんに背中を押されカメラの前に出る。
白いベールを顔にかけ、指示を待った。
どうやら照明などに手こずっているようでなかなか撮影が始まらなかった。
ｶﾝﾀ「まずはナツのピンからだって」
ﾄﾐｰ「ピン写ほど恥ずいもんねえよな」
『えーピン写やだ』
私は撮影用のカメラの前に立っている。
後輩のキイチは動画用にカメラを回してくれている。
いつもニコニコしている彼がカメラの時、私は安心する。
面白いことを言えたらしっかり笑ってくれるから。
ｶﾒﾗ「すみませんお待たせしました」
『あっ、いえ大丈夫です！』
ｶﾒﾗ「じゃあナツさんのピンから撮りますね」
眩しい照明を浴びせられ白いドレスが光った。
散りばめられたスパンコールが反射した。
ｶﾒﾗ「いい笑顔！じゃあそのブーケ持って顔に近づけてみて」
『こ、こうですか？』
ｶﾒﾗ「あーもうちょっと右下右下！OK撮ります」
表情を作るのはあまり得意ではない。
でもできるだけ頑張る。
皆の視線がこちらに向いている。
恥ずかしい。照れくさい。
まずウエディングドレスも恥ずかしい。
ベールなんてつける機会ないと思ってた。
ｶﾒﾗ「ベールあげて、あ、いいねちょっとカンタくんきてきてきてきて」
ﾄﾐｰ「え、俺は？？」
ｶﾝﾀ「留守番！」
なぜか私の横にカンタが呼ばれて、何が起きるんだろう？と思った。
タキシード姿の彼はいつもよりも何倍も何十倍もカッコよくて見とれてしまいそうだ。
ｶﾒﾗ「じゃあ、カンタくん。ナツさんのベールあげて」
ｶﾝﾀ「え、あ、こう…？」
→続きます
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まのん(プロフ) - ねーじゅさん» お仲間さんでしたか！！ありがとうございます；；；； (2018年5月10日 19時) (
レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
ねーじゅ(プロフ) - ばりおもろい！私も福岡です！博多弁がすごく嬉しいです！ちなみにカンタくん派です！！ (2018年5月10日 18時) (レス) id: 3807b0d82a (このIDを非表示/違反報告)
まのん(プロフ) - 彩女さん» ありがとうございます；；；；これからも頑張って続けようと思います！ (2018年5月6日 18時) (レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
彩女 - メッチャ面白い！更新が楽しみです！頑張って下さい。 (2018年5月6日 11時) (レス) id: 860233bc2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まのん | 作成日時：2018年5月4日 8時
