14話 ページ15
寛太side
・
坂下さんって誰?
坂下さんって??
何者?何奴!!?(うるさい)
そんなことが脳内の大半を占めていた。
付き合ってるのかな…
もしかしたら結婚するのかな…
不安な気持ちでいっぱいだった。
彼の噛み付くような視線が脳裏にこびりついて離れない。
「はぁ……」
溜息を抑えきれず、大学講義中なのに頭を伏せてしまった。
真面目に受けようと思ってたんだけどな。
悩めば悩むぶんだけ時間を無駄にする気がするな…。
よし、気にしないでおこう。
次にAさんに会えるまではそんなこと考えないでおこう。
本人に聞けば解決するしね。
頭いいわー俺。←
教授「じゃあ終わります」
教授の先生の言葉によって、学生は一気に教室から出ていった。
他のみんなが退室したのを見れば俺はゆっくり立ち上がり、出た。
16時を過ぎて、もう俺が受ける講義はなかった。
帰って、勉強して、寝ようか。
それともカフェでも寄ってそこで勉強するか。
俺みたいな芋掘り系男はカフェなんてなかなか行かないけど、今日の講義がパソコンを使うものが多かったからコンセントあるところがいいな、と思った。
なかなか行かないから注文できるかも分からないけれど。
これで何回も噛んだら恥ずかしいな…。
よし、カフェ行こう。
頑張ろう。
−−
JKに人気らしいスタバにきた。
さすがに俺だってこれくらい知ってるわ。
芋舐めんな。←
店員「メニューご利用ですか?」
「あっ、あ、はい!ありがとうございます」
店員「もう少々お待ちください」
気のせいかもしれないが、店員の男笑ってる気がするな。
恥ずかしすぎん?大丈夫?
…受け取ったメニューに書いてあるのって英語かな?
まっちゃふらぺちーの、くらいしか飲んだことないな。
でも期間限定のチーズケーキも美味しそうだ。
うーん……
『こちらのホワイトモカの方がですね、あなたの好きなホワイトチョコレートの味がほんのりするのでおすすめですよ〜』
「へぇそうなんだ…じゃあこれ…って、え?」
何故か商品説明された。
てかなんで俺の好きなもの知ってんの…って。
『こんにちは寛太くん』
「Aさん?!」
ついびっくりしてしまった。
店内のあらゆる人達に振り向かれた。
Aさんは俺の口を手で塞いだ。
『外から寛太くんが見えたからついてきちゃった、ごめんね』
そう笑う彼女は可愛くて、全然許せた。
むしろ嬉しいです。
でも最近会いすぎじゃない?
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まのん(プロフ) - 夏花さん» 本当にありがとうございます;;;;R18フラグ立てましたがよければ続きもご覧下さい!カンタくんは可愛い生物だ! (2018年5月5日 4時) (レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
夏花(プロフ) - 2度目のコメント失礼します。ドキドキしながら見ています。かんたくんのかわいさがとてもきゅんきゅんきます!次回も楽しみにしてます!!! (2018年5月5日 0時) (レス) id: 6bd655e2cc (このIDを非表示/違反報告)
まのん(プロフ) - 夏輝@抹茶オレさん» 大人っぽい彼らを描けていたら嬉しいなと思います!自分自身見たかったので(笑)もっともっと頑張ります!応援よろしくお願いします! (2018年4月30日 19時) (レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
夏輝@抹茶オレ(プロフ) - はじめまして、いつも更新を楽しみにしています。他の水溜りボンドの小説とは違うちょっと大人テイストの小説、初めて見たのですがすぐに引き込まれました!新鮮でいいですね(^^)これからの展開が楽しみです! (2018年4月30日 19時) (レス) id: bad733541a (このIDを非表示/違反報告)
まのん(プロフ) - 夏花さん» 本当にありとがうございます;;;;自分の力になります!!earnestは皆さんあんまり好まれないかな...とか思ってたんですけど、夏花様のような方がいて下さって本当に助かります。ありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願い致します! (2018年4月30日 10時) (レス) id: 240d3919d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まのん | 作成日時:2018年4月23日 15時