その96 ページ6
Aside
善逸から届く手紙には、【じいちゃんは元気?】
【獪岳は何してる?】なんていつも書かれていて。
だけど今の私は、何一つそれに答えることが出来なかった。
桑島「A、花を買ってきてくれんか。」
A「花、ですか?」
桑島「あぁ。亡くなった方の遺族に届けよう。」
A「分かりました、行ってきます。」
───────
その日、いつもの街の花屋で白百合を買って家路についた。
『お前!!!!』
ドンッ
A「いっ...っ....」
突然現れた男に突き飛ばされ、私は地面に体を打ちつけた。
『俺は...お前達に母さんを殺された!!』
A「・・・・・!」
炭治郎「おい!何をしているんだ!」
A「炭治郎くん!なんで...!」
この街で獪岳がたくさんの人を傷付けていることで、その噂を聞きつけた炭治郎くんは任務に出向いていたのだ。
炭治郎「女性に乱暴をするな!」
『うるせぇ!こいつの所の獪岳って奴が、俺の母親を殺したんだよ!』
炭治郎「獪岳って、善逸がよく話してた...!」
A「......。」
炭治郎「Aさん、本当なんですか...?」
A「....お願い!この事は善逸には言わないで!」
炭治郎「どうして...!」
A「善逸は今頑張ってる!だから心配をかけたくないんです...!お願い...お願いします...。」
炭治郎「Aさん...。」
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さくら - 読ませてもらいました!とてもおもしろかったです。頑張ってください! (2020年8月13日 15時) (レス) id: 5a06be7f79 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 続きがとても気になります!更新楽しみにしています! (2020年7月11日 13時) (レス) id: 36dcb4ceb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぜんいちゅ(プロフ) - ミーさん» コメントありがとうございます!鬼化によって人間らしい感情が欠如してしまった獪岳ですが、彼には報われて欲しいです(T_T) (自分で書いといて) (2020年7月11日 10時) (レス) id: 00a91bfced (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 最終章の展開、楽しみにしています!!獪岳が鬼化した時、善逸や師匠だけではなく主人公に対しても拒絶していたので、主人公の思いは届いていなかったのか、と胸が苦しくなりました…(´;ω;`) (2020年7月11日 9時) (レス) id: 36dcb4ceb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぜんいちゅ | 作成日時:2020年7月10日 23時