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その125 ページ36

Aside



ガラガラッ



掃除をするため獪岳の部屋に上がった。


善逸が使っていた布団も、あの時と同じように敷かれたままだ。



善逸「あっ!俺この布団1枚分しか部屋使わせて貰えなかったんだ!」


善逸「ここから先は俺の陣地だから入るな!って言ってきたんだよ、嫌なやつだよ本当!」



不満を言いながらも、善逸はせっせと部屋を掃除している。




ズズッ




獪岳の使っていた机の引き出しを開くと、三角模様の羽織が仕舞ってあった。



かつて私が、善逸と獪岳にあげたものだ。


突然着なくなったから気に入らないのかと思っていたけど、こうして綺麗に畳んで取っておいてくれたんだ。



A「善逸」


善逸「ん?」



A「この羽織、善逸が着てくれないかな」



善逸「これ...獪岳の?」



A「うん。ずっと覚えていられるのは、私達だけだから。」




善逸「そうだね...俺、この羽織大事にするよ」




この先、死ぬまでずっと2人のことを覚えていられるのは、私と善逸だけだから。




ここで過ごした4人での日々を、ずっとずっと忘れないように。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 獪岳
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さくら - 読ませてもらいました!とてもおもしろかったです。頑張ってください! (2020年8月13日 15時) (レス) id: 5a06be7f79 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 続きがとても気になります!更新楽しみにしています! (2020年7月11日 13時) (レス) id: 36dcb4ceb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぜんいちゅ(プロフ) - ミーさん» コメントありがとうございます!鬼化によって人間らしい感情が欠如してしまった獪岳ですが、彼には報われて欲しいです(T_T) (自分で書いといて) (2020年7月11日 10時) (レス) id: 00a91bfced (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 最終章の展開、楽しみにしています!!獪岳が鬼化した時、善逸や師匠だけではなく主人公に対しても拒絶していたので、主人公の思いは届いていなかったのか、と胸が苦しくなりました…(´;ω;`) (2020年7月11日 9時) (レス) id: 36dcb4ceb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぜんいちゅ | 作成日時:2020年7月10日 23時

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