三角形の恋模様《我妻善逸》

その11 ページ11

Aside








善逸「ぷはぁ〜〜いいお湯だった〜〜！」





A「善逸くん、ちゃんと髪拭いてから来て！ベタベタじゃない！」





善逸「え、ほんと？じゃあ、拭いて(๑′ᴗ‵๑)❤」






A「それくらい自分で出来るでしょう？」





善逸「拭、い、て(๑′ᴗ‵๑)❤」






A「･･･もう･･･。」








このままベタベタの状態で過ごされては困るので、しぶしぶ手拭いで髪を拭いてあげることにした。





それにしても...




ち、近い...。




向かい合ってやるべきじゃなかったな...。







善逸「うふふえへへ、近いね(๑′ᴗ‵๑)」





A「う、うるさいっ！」








やっぱり獪岳の浴衣は善逸くんには少し大きいのか、
胸元がはだけて、素肌が露わになっている。







A「〜〜〜っっ！！」






善逸「わあああ、髪の毛ボサボサになっちゃううううう」







別に見たくて見たわけじゃないし

善逸くんのことをそういう目で見てるわけでもないし


ただ、男の子に甘えられるのに


慣れてなかっただけ。








善逸くんの髪を乱暴に拭いて、私は彼から離れた。








A「はい、もういいでしょ！」





善逸「えへへ、なんか最後いきなりグシャグシャにされた気がするけど、ありがとうねぇ」









あ、この人、鼻の下伸ばして笑ってる。

変な顔。



ほんと色々、獪岳とは正反対だなぁ。

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