ヌナ以外は人間だよ。2 【TH】 (ページ49)

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久々の我が家の鍵をあけて、玄関を見ると

見覚えのあるスリッパ………

私は玄関に荷物を置き、、いや、投げ捨てて急いでリビングの扉をあける

『っっ！！』

TH『おかえり。A。』

そこには会いたくて、会いたくて仕方なかったテヒョンの姿。

しかも、笑顔でおかえりって言ってくれるテヒョン。

もう私は涙を流す事以外出来なくって、立ちすくんだまま動けなかった

動けない私を見かねて、テヒョンは私の前まで来て

TH『A、おかえり。

ただいまって言ってよ。』

優しいけど、苦しいぐらいにきつく抱きしめられた。

『…テヒョン…テヒョン……テヒョン…』

泣きながらテヒョンの名前しか呼ばない私に、名前を呼ぶ度に、うん、って返事をしてくれるテヒョン

ずっと返事をしてくれるから、会いたくて仕方なかったテヒョンが目の前に居る事を実感出来て

『ご、ごめっ、ごめんなさい、、』

それしか言えなくて、、、

それなのにテヒョンは

TH『…俺は、ごめんじゃなくて、ただいま、が聞きたい。』

赤い目をしながら、私の頬を優しくつまんで、イタズラな顔をして言った。

『たっ、ただ、いまぁ、テフ、ョン』

ほっぺをつままれてるから、ちゃんと喋れない