ヌナ以外は人間だよ。2 【TH】 (ページ24)

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豪華なお風呂でも、大きなお風呂でもないけど、やっぱり家でゆっくり入るお風呂は気持ちがいい。

でも、この浴槽に2人でピッタリくっついてテヒョンと一緒に入っていた事が、ふっと思い出されて

寂しさと同時に、熱っぽくテヒョンに求められた日を思い出して、心とお腹がキュウっとなった。

お風呂から上がり、お茶を飲もうと冷蔵庫をあけると………

見慣れないプリン。
プリン？？

そっと取り出すと、プリンの蓋に

〈お仕事お疲れ様！！ちゃんと食べて、疲れが取れますように〉

ってテヒョンの文字。

賞味期限は1週間以上過ぎている……

いつ、テヒョンはココに来てくれたんだろう
帰ってこない私を、どんな気持ちで待っていたのだろう

忙しいからって、テヒョンを思っての事だったつもりだったのに

私は、どんどん忙しくなるテヒョンに、もう会えないって言われるのが怖かったんだ

賞味期限が切れたプリンを持ったまま、いつの間にかわんわんと泣いてしまっていた。

会いたい。会いたい。テヒョンに会って、お疲れ様。プリンありがとうって直接言いたい。

素直じゃない、年上の私を、テヒョンは呆れないだろうか。

冷蔵庫の前で座ったまま泣いていたら、ふわっと後ろから抱きしめられた。