ヌナ以外は人間だよ。2 【TH】 (ページ15)

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過去の私にも、抱きしめてあげたいって言うテヒョンが本当に心が綺麗だなって思う。

『PDに話しをして、事務所で働く事と、住む家を探してくれたの。

そして、父と話しをしてくれた。

父は、抜け出せなかったから、、、パンPDと話しをして、私に悪いとは思ってたけど、どうしていいかわからなくて……そして、私をパンPDに託してくれて、父は入院したの。

それから、パンPDは父親替わりとして見守ってくれてるの。』

TH『そっか……Aヌナ……生きていてくれて、ありがとう。』

可哀想とか、大変だったね。とか同情じゃなく、私が生きていてくれた事に感謝してくれる。

『テヒョンが……ずっと、、私に告白してくれて、、ずっと想っててくれた事が、、私は有難いし、、よかったって思うの。もし、急に告白されただけだったら、信じられなかったかもしれない。』

TH『…長かった片思いも、結果的には良かったのか。過去の俺も誉めてあげなきゃね。』

ふふっ、って2人で笑い会えて、この話しをしたのに、笑えてる私が居るのを、あの時の私は想像もしてなかっただろう。

TH『……パンPDは……父親替わりか……あぁ、報告するのが、ちょっとこわくなってきたっ！！！

俺の娘を～！！ってすんごい怒られちゃうかも。』

ひん、って悲しい顔をしながら泣き真似をするテヒョンが面白くて笑ってしまった。

テヒョンは私を笑顔にする天才だ。