ヌナ以外は人間だよ。2 【TH】 (ページ13)

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TH『…大丈夫？話して辛くなったりしない？？』

『うん。もうね、少しづつ自分の中で消化してきたから。

それに、テヒョンが居るから、もう辛くないよ。』

いつもは子どもみたいにはしゃいだり、周りの空気を一瞬で明るく変えたり、急に突拍子もない事を言ったり、落ち着きがない事が多いけど、ちゃんと話す時は黙って目を見てくれる。

そんな所もテヒョンのいい所で、好きなんだなって。

『…私には父と母、中学生までは本当に普通の家庭で育ったの。父は母が大好きで、母も嬉しそう笑ってた。だけど、急に母が笑わなくなって……

母は、仕事先で本当に好きな人と出会ってしまったんだって。
父も、私も、、、見えなくなるぐらい。

夜中に私が寝てから、ずーっと話し合ってたみたい。

それで、中3のある日、母は家から居なくなってしまった。』

話しながら、、、涙が出てくるのがわかる。

相槌を打ちながら聞いてくれていたテヒョンは優しく手を握ってくれ、頭を撫でてくれる。

『…父に、、本当によかったの？って聞いたら………

Aから母親を奪ってしまってごめん、でも、、、愛してる人には幸せになって欲しいから、、、って。

それから、なんだか、、、人間不信？みたいになってしまって。

友達とも喋ってても、私だけふわふわ浮いてる感覚で。』