ヌナ以外は人間だよ。2 【TH】 (ページ1)

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あの時に連れて帰ってくれたのはテヒョン？

TH『ふふっ、やっと気づいたの？

まぁ、別にAヌナが気づいても、気づかなくても気にしないけど。でも、まぁ、、、気づいてもらえて嬉しいな。』

頭の中は、え？何で？ってグルグルしてたけど、席に戻って

少し体調悪いので、先に失礼しますって挨拶して車を置いている駐車場へ来た。

グルグルに巻かれたマフラーからはテヒョンの匂いがして……

何で今まで気付かなかったんだろう。

あの時も、あの優しく撫でてくれた手と、この優しい匂いに気持ちが落ち着いたのに。

ぼーっと考えながら、テヒョンの匂いがするマフラーをぎゅっとしていたら、小走りでテヒョンが来た。

TH『ごめんっ、挨拶してたら遅くなった！』

車のキーを受け取り後部座席のドアをあけ、私を座らせる。

スっと運転席に座るテヒョンをぼーっと見つめていた。

TH『…何？Aヌナ、俺に見とれてる？？』

ひひって笑いながらルームミラーで私を見る。

『……うん。見とれてた。』

私が誤魔化すと思ったんだろう。
素直に伝えたら、暗い車内なのに……見てわかるほど今度はテヒョンが真っ赤になった。