どうする？？？2 【RM】 (ページ28)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:117,064 hit

78 ページ28

ナムジュンさんは優しい。

わたしのお店が失くなる事を寂しいと言ってくれるし

私からは見えない、私を綺麗だと思ってくれていた

そして、1人で悩み、考えたんだろうと。
ごめんね、と優しく伝えてくれる。

散々考えて、悩んで………

でも、決まった事だから、考えたり、悩んでも、何も変わらなくて。

だから、あの町の未来の為。仕方ない。と自分では納得していた。

それでも、私の気持ちに寄り添ってくれたナムジュンさんの一言で、私の目からは涙が溢れた。

そっと涙を拭いてくれるナムジュンさんの手で、自分が涙を流している事に気付いた。

RM『…今は、泣いていいよ。…俺はここに居るから。』

『ちがっ…本当…に、ちゃんと納得して…たのにっ……なんだろ…この涙……』

RM『…うん。でも、寂しさや、変わる不安、は、誰でもあるから…今は泣いていいよ？』

そっとナムジュンさんの胸に抱きしめられ、落ち着くまで肩や背中をゆっくりさすってくれた。

自分の中ではちゃんと整理をつけたから、ワンワン泣く。って訳でもなく、寂しさ、と、やはり不安だったんだな。

自分を受け入れてくれる人の存在って、こんなにも安心出来るものなのか。

涙で不安が少しづつ消えて行くようで、落ち着くまでナムジュンさんは抱きしめてくれていた。