検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:13,708 hit

41 ページ41

「これから出てこれん?Aちの近くの公園とか」


「…いいの」



「おん」




「どこ行くの?」



リビングのソファーでくつろく両親に




「ちょっとコンビニ」




と嘘をついて急いで家をでた。





公園のブランコに乗って揺れる。
空には綺麗な満月。





「待った?」


息を切らしながら走ってきた廉くん。
ブランコから立ち上がって思わず廉くんに抱き着いた。




私の突拍子のない行動に驚いた様子がうかがえたけれど、すぐに私のことを抱きしめてくれた。



廉くんの温かい体温に溶けてしまいそうになる。




「私…こんな…こんな気持ち初めてでどうしたらいいか分からない。でも廉くんに触れたいよ」




廉くんが私の背中を優しく撫でた。


「俺も、Aに触れたい」


体をを離して廉くんを見つめる。何もか吸い取られそうなその瞳を見つめた。

それから私たちはキスをした。
ながい長い永いキスをした。


不思議とキスをするだけで廉くんのことをたくさん知っている人みないな空気になる。



離れがたい。


明日また学校で会えると分かっていても
すっと一緒にいたい。


人を好きになることがこんなに尊いことなんだって知らなかった。
どんなに勉強しても知らなかった。


私はまだ何も知らない。

バイバイした後に月を見ると寂しくなった。



こんなにも誰かを大切したいって思う気持ち
こんなにもバイバイの跡が寂しいって気持ち
こんなにも明日も会えるというわくわくする気持ち


全部、はじめて。

42→←40



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.9/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:King&Prince , 永瀬廉 , 平野紫躍
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆっぴー - 廉くん頑張れ。 (2021年11月21日 13時) (レス) @page42 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 廉くんと主人公がハッピーエンドになる事を願います。紫耀は主人公が自分から離れるのが怖いだけでしょ。 (2021年11月21日 13時) (レス) @page42 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒼子 | 作成日時:2020年4月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。