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家に着くとお母さんがカンカンに怒っていた。

リビングに行くと紫躍もいる。


「退院したばっかりでどこに行ってたの?」



「ちょっと…忘れ物を思い出して」


「いい加減にしなさいよ。紫躍君も心配したのよ。」


「ごめんなさい」


紫躍の方を見ると何も言わずに私とお母さんのやり取りを見ている。
目があったけど、思わず逸らしてしまった。


「A、体大丈夫なの?」


優しい紫躍の声が私の胸を締め付ける


「うん。大丈夫だよ。心配させてごめんなさい」

紫躍の座るソファーの隣に腰かけた。


「もう少しで夜ご飯できるから、紫躍君も食べて行ってね」


そう言ってお母さんがキッチンに消えた後すぐに紫躍が私の手を握る。
ギュっと強い力。

「もう少し体調よくなったらでいいから。デート」


「…」



もう、平野に触られたらあかんで


そう心配そうに言った廉くんの顔が思い出される。


「紫躍…少し話がある。部屋に行かない?」


「もうすぐご飯できるし。行かない」


「…」


紫躍の声のトーンが低い。


「少しだけ。ね、お願い」


私の言葉に紫躍が重い腰を上げた。

リビングを出て私の部屋に入る。

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ゆっぴー - 廉くん頑張れ。 (2021年11月21日 13時) (レス) @page42 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 廉くんと主人公がハッピーエンドになる事を願います。紫耀は主人公が自分から離れるのが怖いだけでしょ。 (2021年11月21日 13時) (レス) @page42 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼子 | 作成日時:2020年4月24日 21時

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