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次の日、私が先に席に着席するときにはもう、前に廉くんがいた。私に気配を感じたのか前の席から体を私のほうにむけて廉くんは
「昨日。彼氏怒っていなかった？？」
と少し心配そうに言った。
「うん。大丈夫だよ。紫躍はそんなことでは怒らないから」
「…そっか…」
「昨日の話の続きなんだけど、結城さんにポスターの件を相談してみたんだけど。協力してくれてるって」
「そうなん？」
「うん。だからポスターに関しては最高のものつくろうよ」
私がそう言うと廉くんは一瞬動きを止めた
「おん。俺もAと最高なもの作れたら嬉しい」
少し恥ずかしそうにした廉くんを見て私も何だか恥ずかしくなった。なぜだろう。
廉くんと目があうと吸い取られそう。私の気持ちが吸い込まれていく
きっと廉くんは不思議な力をもっている。
昨日の紫躍はずっと不機嫌だった。てっきり家に呼ばれて抱かれるだろうと予測していたけど私の家の前で
「Aお疲れ様。無理するなよ」
とそう一言告げられて別れた。紫躍の後ろ姿を見ながら少しほっとしている自分がいた。
今朝は何事もなかったように家に迎えにきたから一緒に登校した。昨日の不機嫌がウソのようにいつも通りの紫躍だった。
紫躍と付き合ってからも特にこれまでの生活と変わらなかった。一緒に学校に行き、一緒に帰る。たまに勉強したりゲームしたり、イチャイチャしたり。キスしたり…抱かれたり。
昼休みにふと窓の外を見ると、渡り廊下のところで紫躍が女の子とをお喋りしている姿が見えた。この前も見た。可愛い女の人となにやら真剣な話をしている様子。
なんの話してるんだろう。
「あ、彼氏やん。浮気？」
廉が私の目線の先を見ながら言った。
「浮気しないよ。でも、なんの話してるんだろう」
「真剣やなー告白されてたりして。」
「紫躍はモテるからね。仕方ない」
「A、ドライやな」
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ゆっぴー - 廉くん頑張れ。 (2021年11月21日 13時) (
レス) @page42 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 廉くんと主人公がハッピーエンドになる事を願います｡紫耀は主人公が自分から離れるのが怖いだけでしょ。 (2021年11月21日 13時) (レス) @page42 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼子 | 作成日時：2020年4月24日 21時
