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いつもの帰り道に紫躍の顔を見ながら
好きってなんなのかの続きを考えたけど分からない。
「どうしたの？」
紫躍が私を覗き込む。
「ううん。」
「なんだよー気になるじゃん」
繋がれた手をふと見た。
紫躍と手を繋ぐのは恋人じゃなくてもしてたから…
好きってなんだろう。
家に帰って紫躍に抱かれながらも悶々と考えた。
好きってなに？
「なぁ、A…集中しろよな」
紫躍の言葉に我に返った。
「あ、あ、あ…うん。」
「はぁ、今日はいいやー」
紫躍はそう言って私を離して隣に寝そべった。
「Aは俺としてて気持ちいい？」
「気持ちいい？」
「そう、俺としてて気持ちいい？」
気持ちいいかは正直分からないけど…くすぐったいけど…温かい。
そう正直に言っていいのか迷った。
「もう、いいや。この話なし」
紫躍はそう言って目を瞑った。私はなんだか後ろめたい気持ちになって紫躍にチュっと口づけをした。
「そんなんで許さないよ〜」
紫躍はべーと舌を出して言った。
私は何だかとっても不安になった。得体の知らない不安が全身を包んだ。思わず紫躍にしがみついた
「紫躍…紫躍は私のことどこが好き？」
「は？そんなの…全部だよ」
「………」
「突っ込めよ」
紫躍は笑いながらまた私の頭を撫でた。
「Aは難しいこと考えずに俺と一緒にいればいいんだよ。俺の言うこと聞いておけばいいから」
紫躍がそう言うから何だかそんな気がしてきた。
「うん！そうだね」
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ゆっぴー - 廉くん頑張れ。 (2021年11月21日 13時) (
レス) @page42 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 廉くんと主人公がハッピーエンドになる事を願います｡紫耀は主人公が自分から離れるのが怖いだけでしょ。 (2021年11月21日 13時) (レス) @page42 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼子 | 作成日時：2020年4月24日 21時
