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適当にスーパーで総菜と酒を購入して駅前で待った。
【もうすぐ着くよ】
というメッセージににやける。
いつもは居酒屋やチェーンの定食屋ばっかりだったから
2人きりの空間ができることが単純に嬉しい。
ここで下心を見せて2度と会ってもらえなくなることは避けたい。
Aを楽しませて…次も会ってもらうことを考えた。
【週末暇？】
急に来るセフ レからの連絡。
って言ってももう1か月以上あってない。
…連絡くるまですっかり忘れてた…
既読にすることも面倒でそのまま画面を閉じた。
「おまたせ」
駅前で俺を見つけて小走りしてくるA。
ドクンと脈を打つのが分かる。
「おつかれー」
俺の言葉に「ん」と言って
「たくさん買ったね！」
俺の両手の紙袋を指さすA。
「ひとつ持つよ」
と手を伸ばしてくるAをよける。
「いいよ。全然重くねぇし」
「そう？ありがとう」
2人で並んで歩く。
金曜日だということもあって人が多い。
「15分くらい歩くけど平気？」
「ん。平気」
駅から遠くなればなるほどに人が少なくなる。
賑わう商店街から離れると
あっという間に2人だけの空間になる。
あんまりそういう空間がこれまでなかったから急に緊張する。
アパートについてAを部屋に入れる。
「適当に座って」
狭い１Kの間取りのアパート。
テーブルのすぐ後ろのベッドを背もたれにしてAは座った。
買ってきた総菜をレンジでチンする。
俺の家にいるAを実感して更に緊張した。
『乾杯』
コップに注いだビールで乾杯する。
Aは終始ニコニコしていてそんなAを独り占めできている気がして嬉しくなる。
最近Aに勧められて読んだ小説について思ったことを素直に喋った。
Aは嬉しそうに俺の話を聞いてくれた。
ほんとうにきもいな俺。
でも…もうどうでもいいな。
「そういえば…Aってお酒強いよな」
「あー確かにね。強いかも」
コップに口をつけながら「うーん」と考える仕草をするA。
その仕草がツボすぎる。
でも、翔太君も強いよね？」
「…普通じゃね？」
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nono(プロフ) - lovehim06さん» ありがとうございます！続編の社会人編もよろしくお願いします。 (2022年3月28日 11時) (
レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
lovehim06(プロフ) - すごくひきこまれて、最新話まで読みました。今後も楽しみにしています (2022年3月19日 18時) (レス) id: f4202ed725 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます。結末はもう少し先になります。ぜひ社会人編もお楽しみください！更新頑張ります。 (2022年3月19日 9時) (レス) @page50 id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - すごく面白くて最新話まで一気に見てしまいました。結末がどうなるのか楽しみです！更新楽しみにしております。 (2022年3月18日 19時) (レス) @page49 id: c3bba08d92 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - あやさん» ありがとうございます。頑張ります！最後までよろしくお願いします。 (2022年3月16日 8時) (レス) id: ec84c7801d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nono
| 作成日時：2022年3月10日 2時
